からっかぜアトリエで絡繰機械’S「シュバダバ」を観た

テトラ

2012年07月15日 01:28

6月24日(日)18時~
パンフに「エンターテイメントにてっした」とあるので、そうなのだろう。
盛り沢山だった。
盛りだくさん過ぎたといってもいい。
リンドバーグに次ぐという位置付けの女性飛行士が乗った飛行機が孤島に墜落する。
そこには流刑に処された者たちが集められている。
波打ち際に待ち構えるは、波の化身か・・・「白波」。
「ざぶ~ん」
願わくばずっとリアリズムでいってほしかった。
7人の役者たちはさまざまな役をかけめぐる。
セットも動かす。
それらはとても感心したが、物語性のある設定では
多少混乱を招く。
わからないという意味ではない。
観ている僕が具体性を求めるのだ。
それはひとえに最初の設定のせいだ。
抽象をあまり求めない。
物語にどっぷりつからせてくれと多大な期待を描くのだ。
ぎりぎりまでリアルでいくと「白波」がもっときいてくる。
と思った。
美術がとても美しい。
波模様と乱反射する陽光。
なんとも海ではないか。
さすが夏の公演だ。


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