僕がそっと見る夢

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僕がそっと見る夢

















僕がそっと見る夢

天使、夢、幸せ、猿、馬鹿

僕がいつも寝床で見る夢は
隣に共に寝る人がいようがいまいが
社会保険が僕を保障していようがいまいが
明日、勤めに出かける場所があろうがあるまいが
天使、夢、幸せ、猿、AND馬鹿

僕がいつもひとりで見る夢は
天使が僕を救い、夢を夢見、幸せであるように望み、人間はしょせん猿だと開き直り、やっぱり馬鹿でいようと思う

僕が外のベンチで見る夢は
親が子どもを甘やかせようが、知らず知らずに緑が伐採されてようが、化学製品が燃やされようが、オゾン層に穴が開こうが、遠くの国で人が死のうが

僕が外のベンチで見る夢は
やっぱりそれは天使、夢、幸せ、猿、そして馬鹿

僕は気持ちのいい家の布団で眠っているかのようにここで眠る



これも20年以上前の東京にいる学生の頃の詩。
次回の詩は「世の中にはラブソングが一杯でそれ故にだらしない2人」です。
写真は天使のわっか。


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