2018年10月17日07:47
人宿町 やどりぎ座で「劇団渡辺版 不思議の国のアリス」を観た≫
カテゴリー │演劇
10月13日(土)19時~
掛川市で野外芝居を観て、
静岡市へ向かった。
やどりぎ座は静岡市の街中、人宿町というところにある。
隣の七間町はもともとは映画館街で
映画館自体がシネコンに集約されていく流れの中、
映画館が次々と閉館し、今は1館のみ残る。
メイン通りから少し離れていることもあり、
かといって閑散というわけでもなく、
落ち着いた雰囲気のある、
そんな街並み。
人宿町もその雰囲気を踏襲している。
そんな場所にある
建築設計会社の新築ビルの2階に人宿町やどりぎ座はある。
かつては民間の劇場はたくさんあっただろう。
でも今は大都市以外は劇場は
ほぼ公的な施設なのではないだろうか。
民間の会社が演劇のための劇場をつくるというのは
静岡市ならではだと思う。
公益法人である静岡県舞台芸術センター(SPAC)が出来て
20年を越える。
専属劇団である劇団SPACが新作を上演し続け、
海外から招へい公演を呼び続けることにより、
演劇的土壌が知らず知らず育ってきたのだと思う。
これは一般の人隅々までいきわたっているか、
とは違う。
僕は基本的に人は自分と関係のあるものしか興味を持たないものであると思っている。
いくら宣伝をしても興味がわかないものには気がいかない。
目にする機会があっても見えないし、
耳にする機会があっても聞こえない。
でも、演劇が定期的に上演され
演劇と関りがある人が少なからず居住したり
訪れたりすることで、
少しずつ耕されていく。
演劇人だけでなく、
今まで演劇と関りを持たなかった人にも。
その結果が人宿町 やどりぎ座である。
やどりぎ座という名前に最も現れている。
ルイス・キャロル作の童話 不思議の国アリスで
穴に落ちた少女アリスはさざまざな冒険をする。
劇団渡辺版不思議の国アリスでは、
劇団所属の女優蔭山ひさ枝さんが、
トークを交えながら、
静岡市周辺で活動する劇団や個人らが演じる短い芝居と出会っていく。
アニメーションでアリスが穴に落ちる様子がモニターに映し出されて
スタートするが、そのアリスの姿はおそらく蔭山さんを模している。
観客は蔭山さんの出会いの冒険物語であることを理解する。
蔭山さんがトークの中で
自身が名付けたやどりぎ座の命名の由来を言っていた。
ある時、町でやどり木を見て、
このようにいろいろな劇団がやどっていくような
劇場になればいい、と思った。
それこそ、この劇場への思いである。
公演は10月4日から全15公演。
出演者の組み合わせは毎回異なる。
それぞれの事情をやりくりして
舞台に登場する。
この日の演目は
・お茶会
・ハトとヘビ
・桃太郎
・走れメロス
・ハンプティ・ダンプティ
・コーカスレース
・裁判
(ちょっと上演順違うかも)
側面は鏡張りで、ダンスほかの練習場にも使えそう。
カーテンを開けると
バーカウンターも併設している。
僕はと言えば車で来ていたし、
浜松まで帰る必要もあったので、
飲むこともなく、
劇場を後にした。
掛川市で野外芝居を観て、
静岡市へ向かった。
やどりぎ座は静岡市の街中、人宿町というところにある。
隣の七間町はもともとは映画館街で
映画館自体がシネコンに集約されていく流れの中、
映画館が次々と閉館し、今は1館のみ残る。
メイン通りから少し離れていることもあり、
かといって閑散というわけでもなく、
落ち着いた雰囲気のある、
そんな街並み。
人宿町もその雰囲気を踏襲している。
そんな場所にある
建築設計会社の新築ビルの2階に人宿町やどりぎ座はある。
かつては民間の劇場はたくさんあっただろう。
でも今は大都市以外は劇場は
ほぼ公的な施設なのではないだろうか。
民間の会社が演劇のための劇場をつくるというのは
静岡市ならではだと思う。
公益法人である静岡県舞台芸術センター(SPAC)が出来て
20年を越える。
専属劇団である劇団SPACが新作を上演し続け、
海外から招へい公演を呼び続けることにより、
演劇的土壌が知らず知らず育ってきたのだと思う。
これは一般の人隅々までいきわたっているか、
とは違う。
僕は基本的に人は自分と関係のあるものしか興味を持たないものであると思っている。
いくら宣伝をしても興味がわかないものには気がいかない。
目にする機会があっても見えないし、
耳にする機会があっても聞こえない。
でも、演劇が定期的に上演され
演劇と関りがある人が少なからず居住したり
訪れたりすることで、
少しずつ耕されていく。
演劇人だけでなく、
今まで演劇と関りを持たなかった人にも。
その結果が人宿町 やどりぎ座である。
やどりぎ座という名前に最も現れている。
ルイス・キャロル作の童話 不思議の国アリスで
穴に落ちた少女アリスはさざまざな冒険をする。
劇団渡辺版不思議の国アリスでは、
劇団所属の女優蔭山ひさ枝さんが、
トークを交えながら、
静岡市周辺で活動する劇団や個人らが演じる短い芝居と出会っていく。
アニメーションでアリスが穴に落ちる様子がモニターに映し出されて
スタートするが、そのアリスの姿はおそらく蔭山さんを模している。
観客は蔭山さんの出会いの冒険物語であることを理解する。
蔭山さんがトークの中で
自身が名付けたやどりぎ座の命名の由来を言っていた。
ある時、町でやどり木を見て、
このようにいろいろな劇団がやどっていくような
劇場になればいい、と思った。
それこそ、この劇場への思いである。
公演は10月4日から全15公演。
出演者の組み合わせは毎回異なる。
それぞれの事情をやりくりして
舞台に登場する。
この日の演目は
・お茶会
・ハトとヘビ
・桃太郎
・走れメロス
・ハンプティ・ダンプティ
・コーカスレース
・裁判
(ちょっと上演順違うかも)
側面は鏡張りで、ダンスほかの練習場にも使えそう。
カーテンを開けると
バーカウンターも併設している。
僕はと言えば車で来ていたし、
浜松まで帰る必要もあったので、
飲むこともなく、
劇場を後にした。