静岡文化芸術大学「碧風祭」へ行った

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5日(土)
今年創立10周年なのだそうだ。
大学祭も10回目になる。
初めて訪れた。
以前は自分たちの演劇公演があるため行く余裕がなかった。
公演がない近頃もなんやかんや用があったりした。
というより、積極的に行こうと思っていなかった。
が、思いついて行った。
予定よりずいぶん長くいた。
ステージでのダンス、バンド演奏を見た。
いくつかの美術展を見た。
劇部コーヒーメーカーの20分ほどの短編「可哀そうな男の話」を見た。
(コーヒーメーカーの芝居を生で見るのは実は初めて)
屋上の「創造の丘」に行った。
そうこうしているうちにいつのまにか4時間以上はいた。
各教室でも催しが開かれていたと思うが、きりがないのでやめた。
以前松尾スズキが何かに書いていたのを思う。
「チャンスがあれば、高校の文化祭も見たいという気持ちがある」
それを読んで思ったものだ。
「俺もそんな気はある」
ただし条件付きだ。
暇と心の余裕がありさえすれば。
面白いものにあたるかどうかはもちろんわからない。
「時間損した」
と後悔するかもしれない。
でも、何か期待してしまう正直な気持ちがある。
他の大学祭では目玉として有名歌手や有名お笑いタレントのライブを催す。
ただ、文芸大はたぶんそういうことをやっていない。
基本的に自分たちで企画し、自分たちで演じる。
大型ショッピングモールのほとんどにイベントスペースがあり、催しが常に仕込まれている。
正直そういうものにあまり興味がわかない。
そこでは主催者側の損得勘定で、計算されたもの、約束されたものにステージは用意されている。
大学生の表現など元々計算できない。
でも計算できないからいいのだ。
とんでもない爆発力をもつ時もある。
何より、多くの人が支えている。
この時とばかりに仮装をした学生がいる。
馴れない焼きそばを焼く。
一生つくることのないチョコバナナをこの数日だけ作る。
最初は少しだけのぞいて、他の用をやろうと考えていた。
それを急遽変更し、結果、4時間強ここにいた。
思わぬ収穫は建物をじっくり見れたことだ。
普段の学生ばかりいる時と違い、近所の人や中高生たちが訪れていた。
おじさんやおばさんやおじいちゃんやおばあちゃんもいた。
思った以上に地域に開かれ、受け入れられている気がした。
10年間という積み重ねられた月日はあなどれないと思った。
ひとりで来ている中年男性が意外と多いのが発見だった。
(俺のように)
劇部コーヒーメーカーは一度きっちり演技と向かい合うといいと思った。
それはちゃんと他の芝居を見てみることも含めてだ。
ダンスや音楽の方が実は見本となるべきものに接する機会は多い。
だから自分たちの至らない部分もわかる。
演劇は実は自分たちで勝手にやって完了してしまっていたりする。
あまり疑問に思わないまま。
公演後のあいさつによると初心者が多いということだった。
東京や大阪や京都や名古屋なんかの大都市の大学は多くの演劇団体が混在している。
ただ、浜松などだと、大学の演劇サークル自体少ない。
運動部とかだと対外試合もあり、切磋琢磨する場がある。
高校の演劇部だと、大会があり、優劣がつけられたりする。
浜松の大学演劇サークルは多分ない。(実際は知らないので、多分)


写真は屋上からのぞきみたダンスサークルの演技。

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