地域情報センターでM-planet「生まれたいヒト」を観た

カテゴリー │演劇

15日(日)18時~
女優2人による二人芝居。
ところが役はひとりが精子でひとりが卵子。
人が人として成り立つ以前の根源的な出会う場が物語の端緒となる。
精子と卵子の出会いは=生命の神秘であり、ドラマティックなのは疑いがない。
それをどう演劇に落とし込むか。
実はまともにやると、予想通り進む。
「受精し、育ち、生まれる」。
太陽の物語をやるとして、「日が昇り、照らし、沈む」の話の流れは動かしずらいのと同様、
話の流れは決まってくる。
そんなモチーフをどう演劇にするか、興味があった。
最初の何気ない出会いがいい。
街角で、「誰?」という感じで出会う。
ファンタジーの予感があったが、話はどちらかというと現実的な方向へ行く。
世に出る前に出た後のシミュレーションを試みるという趣向だ。
ただ、それは、世に出る前なので、本来はわからないのだから、ここはわからないことに徹してもいいと思った。
そこに冒険的要素も入り込む余地があるわけで、シミュレーションができてしまうというと
「なんだ、全部自分たちでわかっているじゃん」
と思ってしまうのだ。
わかっていない子どもという視点より、わかっている大人という視点というか。

地域情報センターでM-planet「生まれたいヒト」を観た


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