クリエート浜松ホールで雪解カンガルー「はしご」を観た

カテゴリー │演劇

9日(日)17時30分~

もしかしたら・・・
の推測の域を出ないが、
外からやってくる娼婦役の役者と
内に閉じ込められている少女役の役者は
当初は逆の役だったのではないか。

チラシを眺めてたらふと思った。
娼婦役の役者は緑色のブーツを履いている。
対して、少女役の役者は赤いパンプスを手にしている。
あえて、互いの靴を交換させたのだろうか?
でも、そんなことする意味があるか?

この真偽は定かではないし、そんなことを推測するのを
当事者たちは望まないだろうが、
当初3人の役者による芝居だったのが、
2人芝居に変更された。

このことは、入場時手渡されたチラシとともに挟み込まれた
小さな「お詫び」と書かれた案内で触れられていた。

俺は思った。
白いコピー紙の何でもない案内だが、小さな紙は意外と目立つ。
一緒に多数挟み込まれた他の演劇公演のチラシにゆっくり目を通す間もなく、
3人芝居じゃなく、2人芝居か~、の情報が深く頭に残ったまま、
音楽が入り、70分の2人芝居が始まる。
ガラガラガラという効果音は、まん中にそびえるはしごが
観た目の長さ以上の長さに感じさせる。

3人というのは、ドラマが生まれやすいと言われる。
「三角関係」という言葉があるように
「三すくみ」という言葉があるように
かつて女1人、男2人の「ドリカム編成」という形があったように

3つの役を2人でこなしたのであるが、
工夫されていたと思う。
「工夫」と言うのは
この劇団を表すのにふさわしい言葉だと思う。
そうなのだ。
あちこち工夫が施されているのだ。
言葉を筆頭にして。

クリエート浜松ホールで雪解カンガルー「はしご」を観た


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この記事へのコメント
娼婦と針子とのコミュニケーションが、いじらしくてよかったです♪
Posted by 猪ボヘミアン猪ボヘミアン at 2014年11月12日 19:40
日曜日は近頃観劇三昧です。
大抵、終演時には外が暗くなっていて、
何となく感傷気味に会場を後にします。
Posted by テトラテトラ at 2014年11月13日 17:21
今度の日曜日は『浪漫座版 真夏の夜の夢』ですね。

先日の公開稽古から、どこまで仕上げてくるのでしょうかねぇ♪
Posted by 猪ボヘミアン猪ボヘミアン at 2014年11月14日 20:52
面白いことに気づきましたね!!
私も靴に注目してました。
買ったのは娼婦の方ということで、いいんじゃない??かな!?
Posted by paseri at 2014年11月14日 21:20
巴里っ子さん、「買った」ということはどこの文脈から出てきた言葉なのでしょうか?
「赤いパンプス」を娼婦が買ったと言っているのだろうと思います。
貴方の文章には、娼婦が何を買ったのかが提示されていませんよ。
Posted by 猪ボヘミアン猪ボヘミアン at 2014年11月15日 21:19
芝居の中で、娼婦が緑色のブーツを買って針子に与える場面があったのですね。そういえば微かにそんな記憶が残っています。

どうも失礼しました♪
Posted by 猪ボヘミアン猪ボヘミアン at 2014年11月17日 18:45
今更ですが…チラシの写真を撮影した当時、娘役と娼婦役の演者は逆でした。
3人芝居が2人芝居になってしまったこととは無関係ですが。
答えなんていらなかったらすみません汗
ご観劇ありがとうございました!
Posted by 雪解ちさと雪解ちさと at 2015年01月22日 05:09
主演女優賞おめでとうございました!
Posted by テトラテトラ at 2015年01月29日 20:36
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