木下惠介記念館に日中映画国際シンポジウム「風雨同舟」へ行った

カテゴリー │映画

12月3日(日)13時15分~

浜松街中の鍛冶町通りは、軽トラ市をやっていて、昼間通行止めだった。
それを知らずに木下惠介記念館へ向かおうと、
車で鍛冶町通りを通ろうとした所、“通行止め”の看板が目に入る。
「もっと早く知らせろよ」
これは心の声。
街中が賑わうのは喜ばしい。
ただし渋滞の上迂回に時間を費やし、開会の13時15分に間に合わず、遅刻。

13時20分から始まる映画上映「異郷人」には途中から入場。
満席のため、スタッフにパイプ椅子を出してくださり、会場の端に座る。

今回のイベントのサブタイトルが、
「日中映画交流の過去、現在、そして未来に向かって」。

木下惠介記念館担当キュレーターである戴周杰(たいしゅうき)さんが、進行役。

「異郷人」は映像作家紫波(さいなみ)さんの2019年の作品。
30分を予定していて、戴さんが編集を担当したのだが、
25時間分の映像を、45分に編集したそうだ。

日本で生まれ、中国で育った女性が、日本へ留学し写真を学んでいる。
彼女は中国の故郷へ写真撮影に赴く。

テーマを絞り、編集されたそうだが、撮影した動画の時間分、
いろいろ伝えたいことがあるかもしれない。

アフタートークに、紫波監督と秋山珠子さん(中国インディペンデント・アートを伝える事業に関わっている)が登壇。

15時からの第2部は各20分程度のテーマ講演。
韓燕麗(かんえいれい)さん「異郷に生きて―移動と故郷喪失の近代」
上田学(うえだまなぶ)さん「満州映画協会と日中の映画人」
徐旲辰(じょこうしん)さん「国際映画祭の現場から見る日中映画交流の最新事情」

16時10分からの第3部はパネルディスカッション「日中映画交流の課題と未来―我々は新たな風を吹かせられるのか?」
パネリスト:秋山珠子、韓燕麗、上田学、徐旲辰
進行役:戴周杰  ※敬称略

日本と中国の2つの血が流れているという映像作家の女性など客席からの質問者も多彩で、
各地より興味を持たれた関係者も来られているようだった。

タイトルである「風雨同舟」という言葉は初めて聞いた。
漢字の意味から何となく予想できるが、質問したいと思った。
ただし、参加できなかった開会の時触れられているとちょっと恥ずかしいので止めた。

終わり際、戴さんからタイトルについて紹介があった。
今回のイベントのテーマにふさわしいと思う。

「同じ舟に乗って激しい嵐を乗り越える」

木下惠介記念館に日中映画国際シンポジウム「風雨同舟」へ行った



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