シネマe~raで「ベニスに死す」を観た

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5月1日、静岡文芸大での自転車演劇はまわりを観客がとりかこむ感じだったので、目の前で演じられる演技だけでなく、観客もよく見えた。
そこには知った顔も多く見受けられ、観劇後は、何人かと話す機会に恵まれた。
その後、いくつか路上演劇祭関係のやりとりをしようとしたが、相手が不在等で不発。
昼飯を兼ね、ZAZAの地下の喫茶店に。
というのも16時30分からシネマい~らで上映される映画「ベニスに死す」を観ようと思っていたからだ。
トーマス・マン原作、ルキーノ・ヴィスコンティ監督の1971年の作品。
大学時代、高田馬場にあった朝までやっている映画館で観たことがある。
流れるマーラー交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章(アダージェット)<パンフから抜き書きしました>が強烈で、映像と伴い、脳裏に残っている。
というと大げさだが、何本か観た深夜だったと思うので、疲労と眠気も相まって、焼きついたのかもしれない。
だから、それ以来、マーラーときくと、この曲である。
(というより、他の曲まで広げる興味があまりないのが真実だが)
それ以来、あらためて観て、
演出が細かいなあ~
美しいイタリア ベニスに対し、いかにも不機嫌で疲れた様子で船に乗り、やってくる老作曲である主人公。
そんな導入で、観ている僕はやられてしまう。
不機嫌で疲れた様子は作曲家の過去に理由を持つが、映画ではその理由を示す回想と夢想で示される。
あとは作曲家が静養のため過ごすベニスの高級ホテルでひとりの少年を見かけ、心を奪われ、その少年を見続ける、言ってみれば、そんな映画。
映画というのは<話はいらない>という気もした。

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