静岡文化芸術大学・碧風祭で映画制作チームblinking frame「bf movie theater2017」を観た

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11月5日(日)
演劇も観たが、映画も観た。
実は昨年もこのサークルの上映を観た。

撮影スタジオという場所で行われる。
講義で使用されるのだろう。
昨年も思ったが完全暗転になる
この大学以外ではほぼ考えられない上映場所ではないか。

3本のオリジナル作品が上映された。
僕が観たのは
「影のない世界」と「PS」の2本。
「眩き(くるめき)」は同時多発で行われる他会場の演劇公演を観たため
断念した。

発足して3年目だそうだ。
確か38人のメンバーがいることが紹介されていた。
たくさんメンバーがいるなと思った。
映画制作のためにとてもいい条件だと思った。

ロードショー映画を映画館やDVDやネット配信で観る。
エンディングロールに非常に多くの名前が流される。
多予算のハリウッド映画などは
いつ終わるのかと心配になったりする。
主要な役が終わると5列くらいになって、小さな文字でまとめて流れる。
文字見えねえよと思いながらも
それでもいつまでも続く。
自宅では早回しはあたりまえだし、
途中で切るのも度々だ。

アマチュアの自主映画だと
てきめんに名前の数は少なくなる。
今回のようにこれだけの数の名前が流れる自主映画はなかなかない。

映画撮影の醍醐味のひとつはロケ撮影にあると思う。
ロードムービーという言葉もあるように
全編ロケという撮影もあるだろう。
聖地巡礼という言葉も、ロケの存在から成り立つ。
アニメの場合は、撮影というのとは違うが。

関わっている人数が、作品のよしあしを決めるわけではないが、
映画館で観る映画がおしなべて相当の人数が関わっているのを見ると、
映画は、人が集まって作るものだという事がわかる。

そのクルーをどう構成するかが、
題材や脚本と共に、完成を実現するには必須作業となる。
ロケは、人数が多いとそれなりの効果がある。
俳優は緊張するかもしれないが、
その緊張がいい演技をする要因になると思う。

とかく映画サークルだと
脚本や演出を担当したい人ばかりの集まりのように思うが、
俳優のみならず、
さまざまなスタッフの仕事が、
映画を成り立たせている。

38人のメンバーで3本の映画制作。
映画制作集団としていい関係なのだろう。

「影のない世界」は、私以外は抽象的なセリフと象徴的な登場人物で構成されている。
セリフの中の大事そうな言葉が、時折抽出され、テロップで現れたが、この演出は何だったのだろう。
なんかテレビのドキュメントっぽかった。
プロジェクトXとか。

「PS」は、アイドルグループのよく知っている類の話かと思い気楽に見ていたら、
5人のメンバーそれぞれの心情を丁寧に描いていて、時間を追うごとに引き込まれていった。
秋元康さんを思い起こすビジュアルのプロデューサー役がいい味出していた。
60分描き切れるということは、もっと長いのもいけると思う。

映画が終了して、撮影スタジオから外へ出ると、
碧風祭は終わりに近い様相を呈していた。
僕はこれから静岡県西部演劇連絡会の会合があり、
担当でもあるので、スーパーで茶菓子を買い、一旦自宅へ帰る。

静岡文化芸術大学・碧風祭で映画制作チームblinking frame「bf movie theater2017」を観た













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