シネマe~raで「少年と自転車」を観た

カテゴリー │映画

8日(日)16時10分~
監督はベルギ―のタルデンヌ兄弟。
少年は自転車をさがす。
少年は父がいるが、児童相談所に預けられている。
父に会いたいと願っている。
里親になってくれそうな女性があらわれる。
自転車は父の手により売り出されていた。
でも父に会いたいと願っている。
自転車は見つかり、手元に戻るが、また失う。
それは不良グループが仲間に誘おうと、意図的に盗んだ。
少年はグループのボスに気に入られ、自宅に招かれ、「闘犬」というニックネームを与えられる。
父が働くレストランに女性といっしょに会いに行くが、「もう来ないでくれ」と告げられる。
不良グループのボスが少年を可愛がったのも、目的があった。
ひったくりの実行者として利用するためだ。
以降、続くが、この映画はコトが淡々と過ぎていく。
ほんとうは大したことなのに、油断してると大したことが、何でもない日常のように過ぎていく。
大したことなんだから大したことらしく、それなりの大袈裟さで表すのが多くの表現の手段かもしれない。
ところが、この兄弟監督はもしかしたらほんとに関心がないのではないかというように淡々と処理する。
役者たちも淡々とコトだけを演じる。
実際に見える分はこんなものかもしれない。
賑わっている場所を歩いていて、誰が大きな不幸があったことがわかろうか。
誰が大きな幸せをつかんだことがわかろうか。
ただただ自転車が猛スピードで走くりまわっていたり、
乱暴に横倒しに転がっていたり、
意外とそんなとこに現われているのかもしれない。
多くは、単に子どもが子どもらしく自転車で遊んでいるだけであろうが。
降りる時、スタンドがあっても、横倒しに転がしておくのは、全く自分たちの子どもの頃と同じだなあと思った。

写真撮った時、たまたま前に自転車が止まっていた。

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