お笑い天下統一宣言 P-1グランプリを少し見た

カテゴリー │いろいろ見た

27日(日)浜北文化センター大ホールにて。
東海4県からお笑い3組ずつ(計12組)が参加しての対抗戦P-1グランプリ。
Pはパフォーマンス。
12時~17時、少女太鼓やらラフターヨガやら大道芸やらもあり。
その中1時間弱の滞在だったが、ちょうど会場に入った時間がP-1グランプリの始まる時。
各県1組ずつ計4組のパフォーマンスを見る。
フリップ芸や漫才。

16時30分開演のクリエート浜松で劇団ムナポケヒーローズの公演に行くため、続く8組が気になりながらも途中退出。
面白かったのだろうか、そうでもなかったのだろうか。
こればかりは見ていないと語れない。
演劇も同じだ。
後日記事で知った。
静岡県組が優勝したようだ。

しかしながら、地方でお笑いをする人たち、そんな彼ら(今回は男性ばかりのようだった)を見るだけでも楽しい。
あまり知らなかったから。








 

静岡芸術劇場でSPAC「オイディプス」を観た

カテゴリー │演劇

26日(土)16時~
演出は小野寺修二。
日本マイム研究所で、マイムを始めた、とある。
チラシのキャッチコピーには
“演劇?ダンス?マイム?スピード!ポップ!スリリング!”。
そして、
“名作を解体し、つねに新しい境地を切り拓いてきた小野寺修二が、ギリシア悲劇と真っ向勝負!”
アフタートークで、芸術総監督の宮城聰さんから「オイディプスやってよ」と依頼があった時、「オイディプス王」を読んだことがなかったという。
でも、読んでみたら面白かった。
そのくらいの方がいいのかもしれない。
まっさらで、2000年以上前の世界の古典に立ち向かう。
というと大げさだが、いつでも僕たちは大きな冒険をしている。
常に新しい未来を生きているし、
未知との出会いの連続だ。
というと、やっぱり大げさだが。
アフタートークでの「分解」という認識の話が面白かった。
マイム出身ならではの発想かもしれない。
すんなり進むはずのものを、立ち止まってみる、逆さにしてみる、入れ替えてみる、とか。
マイケル・ジャクソンのダンスもマイムの影響を受けている、という。
アフタートークのゲストはバレエダンサーの首藤康之。

写真は劇場内のカフェシンデレラからの富士山。
ロビーコンサートからオイディプスまで1時間以上時間があったので、ここで時間をつぶした。




 

ひらたよーこ+矢野誠ロビーコンサート

カテゴリー │音楽

11時浜松発の無料バスで静岡グランシップへ。
13時30分~ ひらたよーこ(シンガーソングライター、舞台俳優)の歌と矢野誠(作・編曲家、ピアニスト)のピアノによるロビーコンサート。
静岡芸術劇場のロビーにて。
画家パウル・クレーの天使画に寄せた詩人谷川俊太郎の18篇の詩にふたりが付けた曲を演奏。
感想は。
音楽は楽しめましたが、なぜMCがなかったのだろう。
僕はチラシをあまり見ていなかったので、上記の内容であることをあまり知らなかった。
「谷川俊太郎の詩を・・・」というくらい。
のちにネットで調べたら、渋谷クワトロで谷川俊太郎の朗読も交えて、このユニットでライブをやったという。
クレーの天使の絵のこととか、谷川俊太郎の詩のこととか自分たちのこととか。
演出が足りないと思ったのは僕だけでしょうか。

今、整理していたら、当日パンフを見つけました。
そこには演奏曲リストとこの作品を歌うようになったきっかけが書かれていました。
曲目を眺めていると当日の歌がイメージされます。
1、天使とプレゼント 2、天使、まだ手探りしている 3、天使というよりむしろ鳥 ・・・(12月4日)


写真はそのあと見たオイディプスのチラシも。






 

立川談志 in 浜松

カテゴリー │思うこと

先日、落語家の立川談志さんが亡くなった。
あとはいつものように呼び捨てで書かせて頂く。

僕はそんなに落語ファンではない。
先ず、演目をそんなに知らない。
NHKで「日本の話芸」で落語をやっていても、そんなに見ない。
(たまにチャンネルが合って、たまには見て見ようかとじっと見ているが、最後まで見切れず、チャンネルを変えてしまう)

でも談志の独演会に3度行ったことがある。
福祉会館2度、クリエート浜松1度だったか、確かではないが。
一番はじめに行った時は前座がひとりしゃべった。
浜松出身という立川志加吾。
(ただし今は雷門獅篭といい、名古屋大須演芸場中心に活動)
ただ、ほかは前座がなく開演時間になるとと談志が出てきて、最後も談志がしゃべって終わる、という形だった。
独演会なんだから、ほかのやつが出てくるのはおかしい、って言ってたかなあ?これもいまいち確かではない。

最初の記憶。
深々と長くおじぎする人だな。
思い切り照れる人だな。
そして、会が終わると、ロビーに出てきて、本やCDの購入者にだが、丁重にサインに応じていた。

僕の中ではこの客を大切にする様子を忘れることはない。
演目は「権助提灯」と「源平盛衰記」だったかなあ。
(これもいまいち確かではない)

フォルテ浜松で見たとき(最後に談志を観たとき)は本編よりも枕が長く、ただ、これは体調がいまいちの時、思いつきでしゃべれる枕を引き延ばしているようにも見え、そんな時は言葉が走るため、本来の人情家談志よりも毒舌家談志の部分ばかり際立つ感じがした。
要するに損なのである。
談志だからといって容認してくれる客ばかりではない。
不快感を残し、帰途につく客もいたと思う。
それはきっと談志の本懐ではないとえらそうにも思った。
体調ってのは大きいんだな、とこれまたえらそうにも思った。
この頃は毎年浜松で独演会を開いていたと思う。
毎年見に行こうくらいの勢いではいたが、次の年は行かなかった。
元々、たいてい平日の夜なので、仕事終りで行くのは少し苦労する。
プレイガイドに出ると、日程をチェックする。
携帯のスケジュールに入れたりもする。
でもチケットを購入することもなく、会が近付き、その日となり、「ああ、今日だなあ」と思い、過ぎていく。
そのうち、立川流一門会と変更になったり(本人も出てくる)、本人抜きの一門会になったり。
そして、今回の訃報。
会社でネット上のYAHOOニュースで知る。
家に帰り、新聞で確認する。
テレビニュースで確認する。
翌朝、みのもんたの「朝ズバ」で「談志が死んだ」という見出しのスポーツ紙の記事紹介を見る。
昼間寄ったコンビニで「談志が死んだ」という見出しのスポーツ紙が3紙あるな、と思う。
日刊スポーツを抜きだすと、見出しは「談志が死んじまった」だった。
日刊スポーツを戻し、続いてスポーツ報知を抜きだすと「談志が死んだ」だった。
しゃれで答える「談志が死んだ」の文字が踊るスポーツ報知を購入した。
しゃれがうまいまずいの問題ではない。
ここはお約束なのだ。
バナナの皮があれば踏んで滑らなければならない。
ロープに飛ばされれば、ジャイアント馬場の十六文キックを浴びなければならない。
立川談志は死んだら、
「談志が死んだ」なのである。


写真は2002年11月29日に浜松フォルテホールほかでやった時のチラシです。
見に行き、同行者と酒を飲んで帰ったと思います。






 

演劇+人形劇合同公演のためのワークショップ

カテゴリー │演劇

23日、13時30分~16時30分
板屋町のたけぶんインフォラウンジにて。
大岡淳作「空から墜ちた男」を朗読劇にて上演。
(朗読者:大岡淳、蔭山ひさ枝、えん)
その後、出席者が同作を人形劇化することを想定して、
①イメージする人形を画用紙に描く
②シーンを具現化する
以上を4つのシーンを2人ずつに分け、発表した。
面白い案がたくさんあったけど、写真なくて残念。
描いた画用紙は今後の参考にと預けられた。
来年のフェスで形になれば、演劇+人形劇の合同公演が行われます。

写真は公演が行われた後です。




 

フリー・フリージアでSPAC「リーディング・カフェ・ツアー」

カテゴリー │演劇

JR天竜川駅すぐそばにあるコミュニティーレンタルスペース「フリー・フリージア」にて20日(日)14時~16時
SPAC俳優の奥野晃士さんがナビゲート。
リーディング・カフェは以前2回参加した。(磐田にて)
「SPAC俳優とおしゃべりをしたりお茶を飲みながら戯曲の読み合わせをする」企画。
今回の戯曲はソポクレス作「オイディプス王」。
父殺しの物語、張り切って読みました。
フリー・フリージアは松下恭子さんというオーナーが運営しているとても気持ちのいい空間。
展覧会はもとより、ライブにも最適かと思われます。
「ことよさし」というフリーペーパーも発行しています。
からころ仲間のまこりんが表紙の写真を担当。
そして、26日の土曜日には静岡芸術劇場へ無料バスにてSPAC公演「オイディプス」を観に行きます。




 

福祉交流センターで劇団からっかぜ「マンザナ、わが町」を観た

カテゴリー │演劇

19日(土)18時30分~
作・井上ひさし
1942年3月下旬、カリフォルニア州マンザナの強制収容所が舞台である。
前年12月には日本軍の真珠湾攻撃があった。
収容所に5人の日系人女性が「マンザナ、わが町」という芝居を上演するために集められた。
アマチュア劇団のリーダー、浪曲師、映画女優、歌手、マジシャン(?)の五人。
五人の登場人物で、3時間の上演時間。
失礼かもしれないが、それだけでも素晴らしいではないか。
アマチュア劇団がそれぞれ仕事や家庭を抱える中、1本の芝居を作り上げることはひとつのドラマだ。
大変な面も多いがそれでも作り上げることから、さまざまなモノが生まれる。
演技だけではない。
美術も。
衣装も。
照明も。
音楽も。
1本の芝居を上演するというだけのために全てのモノが集結する。
そこに演劇の魅力のすべてがあると思う。
それを劇団からっかぜは256回行っている。
今回は通算256回公演。
みんなで台本を決め、
集まって稽古し、
それ以外のこともやって、
上演する。
そんなことを256回やっている。
失礼かもしれないが、
それだけで、
僕はスゴイと思う。
今回は5人の登場人物で3時間の芝居。
特に、それを実感した。







 

君が死んでも僕は生きてる その6

カテゴリー │ブログで演劇

街が死んでも 僕は生きてる

































































































































君が死んでも 僕は生きてる

リーリーリリリリーリーリリー
NO WOMAN NO CRY





















ONE LOVE

以上です。
ユーチューブ(路上演劇祭)にアップされてますんで、興味ある方は(期待せずに)ご覧ください。
結果オーライ、けっこうグダグダなんで。


来年5月19日(土)に路上演劇祭JAPAN in 浜松2012が行われます。

場所未定。これから話し合い決めます。

実行委員、参加者、スタッフ他募集中!!



 

君が死んでも僕は生きてる その5

カテゴリー │ブログで演劇



海が死んでも 僕は生きてる

































































































































土が死んでも 僕は生きてる



 

君が死んでも僕は生きてる その4

カテゴリー │ブログで演劇

帽子脱いだら























































ズルむけだった


 

君が死んでも僕は生きてる その3

カテゴリー │ブログで演劇

石をどかせば























































花が咲いてた


 

君が死んでも僕は生きてる その2

カテゴリー │ブログで演劇


靴を脱いだら



























































穴が開いてた

リーリーリリリリーリーリリー
NO WOMAN NO CRY



 

君が死んでも僕は生きてる その1

カテゴリー │ブログで演劇

リーリーリリリリー
NO WOMAN NO CRY

街が死んでも 僕は生きてる
君が死んでも 僕は生きてる

リーリーリリリリーリーリリー
NO WOMAN NO CRY


窓を開ければ 


























































海が見えるよ




※今年5月21日にモール街で行われた路上演劇祭JAPAN in 浜松2011のオープニングを「ブログで演劇」。
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」を聴きながら見て頂けると完璧です。





 

クリエート浜松でM-planet 「エンジェルポスト」を観た

カテゴリー │演劇

6日(日) 14時開演。
演劇の前にプチ企画(チラシより)として詩の朗読。
からころの仲間でもあるヒメ巴勢里さん作の「エンジェルポスト」から着想した詩5編を彼女及びほか、同じくからころの仲間3人が朗読した。
前日の土曜はからころの定例会の日だった。
朗読者4名のうち、3名はからころの集まりに出席した。
話し合いのみの日だったが、それぞれ居ることができる時間までいてくれた。
ふたりは18時から会場であるクリエート浜松にリハのために向かった。
ひとりは浜松駅前に参加するゴスペルサークルで歌をうたうために(浜松の駅前を盛り上げるために)向かった。
そして、翌日日曜日、14時~と18時から2回公演で朗読した。

その後、M-planet の主宰見野さんのリードで紹介があり、一旦客電がつき、続いて、演劇が始まる。

赤ちゃんポストの話である。
赤ちゃんポストを設置しようとしている女医とスタッフ男女2人。
人権の見地から反対するNPO法人の代表。
許可する立場にあり視察に来る県会議員と秘書。
赤ちゃんをポストに開設前に預けに来る女とその不倫相手。
その8名とプラス1名。
女が預けに来た赤ちゃん。
9名が絡み合う。
終盤赤ちゃんは放り投げられ、人の手の中を行き来する。
赤ちゃんが本物ならコトだが、それは演劇の安心感。
人形だ。
だが、ここまで行くことができるのが演劇のいいところ。
ここまで行ければ、こっちのものなのだ。
赤ちゃん還りというスタッフの男が冒頭発した言葉が、彼以外全員泣きだすという総赤ちゃん状態に陥り、それを下手な子守唄であやすという落ちがつく。
震災被害者という設定の人物が出てきて、当初は違和感があったが、観終わったとき、これは癒やしの話ではないのだろうかと思った。
それは「赤ちゃんポスト」→「エンジェルポスト」と言い換えるように、終盤には放り投げられる「赤ちゃん=エンジェル」の存在の力であろう。







 

鴨江別館で「記憶の交差展」を見た

カテゴリー │いろいろ見た

路上演劇祭のメーリングリストで旧松菱をテーマにした展覧会が鴨江別館で行われるとの情報が流れた。
どこかでポスターだかチラシを見た記憶はあった。
が、日時のチェック→携帯スケジュールに入力までしなかったので、すっかり忘れていた。
が、昨日情報を知り、俄然行く気になった。
14時からクリエート浜松でM-planet の公演に行く予定。
その前に行こう。
情報によると静岡大浜松キャンパスの学生9人が「松菱を記憶に残す会」なるグループを今年4月に結成し、今回の展覧会に結びつけた。
きっかけは福井出身である代表が昨年、路上演劇祭で松菱の囲いを期間限定で取り外した際、友人が建物内部から撮影した写真にノスタルジーを感じて松菱という建物に興味を持ったことによる、とある。
あらためて地権者の許可をとり、内部からほか、1,000枚の写真を撮ったそうである。
その写真の展示。
昔のにぎやかだった街中をほうふつとさせる過去の松菱の写真。
当時のチラシのスクラップ。
社員徽章とかも。
そして、かつて入っていた店舗の人たちにインタビューした映像の放映。
写真が美しい。
ノスタルジーというより、今を映し出してると思った。
メンバーの多くは浜松以外の出身で、たまたま今学生として浜松にいる。
卒業したら、浜松にいつかどうかは僕には知る由もない。
限られた彼らの感受性で切り取った刹那的な美しさがある。
写し出されているのは浜松のかつてのイチデパート。
かつては街中の象徴であったが自己破産以後は、長きに渡り、活用方法が決まらず、そのまま放置されている建物。
ようやく解体が決まった建物。
この先使われることのない建物。
彼らにとっては一過性のものだ。
はっきり言って愛着があるかどうかは怪しい。
でも今、縁あってここ浜松にいる彼らにとって、関係ある建物となりうる。
そこが僕が見にいって感じた刹那だった。
建物の行方の刹那と彼らの青春の刹那は無関係ではない。
9人のひとりらしい会場に立つスタッフに質問してみた。
「どうして松菱をとりあげることになったの?」
彼女は素朴な口調で答えた。
「あそこにいる代表が松菱の建物に感動して・・・」
彼女は代表らしい人がいる付近を目でさがしたが、僕はその代表の顔を知っても仕方がないと思ったので、彼女の目の先をあまり見ていなかった。
それよりもイチ学生があの建物に感動したといういうことに引っかかっていた。
大学を卒業して、浜松に戻り、ずいぶん長い俺より、ずっと感受性が強い。
俺はいったい20年以上も何を見ていたのだ。
と、刺激を感じながら、14時開演の演劇公演に間に合うよう鴨江別館をあとに、クリエートへ向かい自転車を走らせる。








 

浜松科学館ホールで浜松キッド「ATOM」を観た

カテゴリー │演劇

6日(日)花咲乃庄から車で浜松科学館へ。
16時30分開演。
1時間40分の芝居だったが、もっと詰めることができたのではないか。
ドタバタSFサスペンスとチラシに銘打たれていたが、
印象はドタバタ>SF>サスペンス。
ドタバタ<SF<サスペンスだったら、逆にもっとドタバタが映えたかもしれない。
ただし、この芝居のタイトルは「ATOM」だ。
言わずと知れた手塚治虫の「鉄腕アトム」からその名を借りている。
でも、ロボットであること以外はあまり関係がないように思えた。
高価な電化製品として、実用化されたロボットという着想は面白いと思う。
でも、心を持ち、言葉をしゃべるロボットはまったく人間と変わりなく、なおかつ個人で購入可能な家電という設定は考えるとかなり恐ろしい。(例えるなら、犬や猫が人と同じ心を持つことと同じか)
ロボット3原則なるものがあり、人間に危害を与えることができないようになっているそうだが、言うことを聞く人間を所有しているようなもので、そんな時代は・・・来ない方がいいのかもしれない。




 

花咲乃庄10周年記念で映画「月世界旅行」を紹介した

カテゴリー

5日(土)・6日(日)、磐田市一貫地の花咲乃庄で10周年記念新そばまつりがおこなわれ、僕は6日のみであるが、無声映画「月世界旅行」上映のお手伝いをした。
11時30分・13時・14時の3回、フランスのジョルジュ・メリエス監督による映画「月世界旅行」を上映した。
その前後、僕はお客さんに紹介する役割。
1902年という100年以上前に作られた、世界初のSF映画といわれる作品。
砲弾のようなロケットで月に到着、突然の来訪者に月人と呼ばれる人たちに捕えられるが、命からがら逃げ出し、地球に戻る。
こんなような話。
それまでは、あったことをそのまま映し出す記録としての映画だったのが、メリエスはディゾルブやストップモーションや多重露光などを今でも使われる撮影技術を考えだし、ストーリー性のある映画を生み出した。
これらもこの役をおおせつかってから調べて知ったことだ。
僕は写真の場所で着物を着て、紹介。
14時の回が終了し、少し休憩させて頂いた後、浜松市科学館ホールで16時30分から行われる浜松キッドの公演に向かう。




 

静岡文化芸術大学「碧風祭」へ行った

カテゴリー │いろいろ見た

5日(土)
今年創立10周年なのだそうだ。
大学祭も10回目になる。
初めて訪れた。
以前は自分たちの演劇公演があるため行く余裕がなかった。
公演がない近頃もなんやかんや用があったりした。
というより、積極的に行こうと思っていなかった。
が、思いついて行った。
予定よりずいぶん長くいた。
ステージでのダンス、バンド演奏を見た。
いくつかの美術展を見た。
劇部コーヒーメーカーの20分ほどの短編「可哀そうな男の話」を見た。
(コーヒーメーカーの芝居を生で見るのは実は初めて)
屋上の「創造の丘」に行った。
そうこうしているうちにいつのまにか4時間以上はいた。
各教室でも催しが開かれていたと思うが、きりがないのでやめた。
以前松尾スズキが何かに書いていたのを思う。
「チャンスがあれば、高校の文化祭も見たいという気持ちがある」
それを読んで思ったものだ。
「俺もそんな気はある」
ただし条件付きだ。
暇と心の余裕がありさえすれば。
面白いものにあたるかどうかはもちろんわからない。
「時間損した」
と後悔するかもしれない。
でも、何か期待してしまう正直な気持ちがある。
他の大学祭では目玉として有名歌手や有名お笑いタレントのライブを催す。
ただ、文芸大はたぶんそういうことをやっていない。
基本的に自分たちで企画し、自分たちで演じる。
大型ショッピングモールのほとんどにイベントスペースがあり、催しが常に仕込まれている。
正直そういうものにあまり興味がわかない。
そこでは主催者側の損得勘定で、計算されたもの、約束されたものにステージは用意されている。
大学生の表現など元々計算できない。
でも計算できないからいいのだ。
とんでもない爆発力をもつ時もある。
何より、多くの人が支えている。
この時とばかりに仮装をした学生がいる。
馴れない焼きそばを焼く。
一生つくることのないチョコバナナをこの数日だけ作る。
最初は少しだけのぞいて、他の用をやろうと考えていた。
それを急遽変更し、結果、4時間強ここにいた。
思わぬ収穫は建物をじっくり見れたことだ。
普段の学生ばかりいる時と違い、近所の人や中高生たちが訪れていた。
おじさんやおばさんやおじいちゃんやおばあちゃんもいた。
思った以上に地域に開かれ、受け入れられている気がした。
10年間という積み重ねられた月日はあなどれないと思った。
ひとりで来ている中年男性が意外と多いのが発見だった。
(俺のように)
劇部コーヒーメーカーは一度きっちり演技と向かい合うといいと思った。
それはちゃんと他の芝居を見てみることも含めてだ。
ダンスや音楽の方が実は見本となるべきものに接する機会は多い。
だから自分たちの至らない部分もわかる。
演劇は実は自分たちで勝手にやって完了してしまっていたりする。
あまり疑問に思わないまま。
公演後のあいさつによると初心者が多いということだった。
東京や大阪や京都や名古屋なんかの大都市の大学は多くの演劇団体が混在している。
ただ、浜松などだと、大学の演劇サークル自体少ない。
運動部とかだと対外試合もあり、切磋琢磨する場がある。
高校の演劇部だと、大会があり、優劣がつけられたりする。
浜松の大学演劇サークルは多分ない。(実際は知らないので、多分)


写真は屋上からのぞきみたダンスサークルの演技。








 

「はままつ映画フォーラム」に行った

カテゴリー │映画

3日(祝)静岡文化芸術大学・講堂 13時~17時すぎ

対談1 「ミニシアターの現状と未来」
      大高宏雄(映画ジャーナリスト)
      榎本雅之(シネマイーラ館長)

対談2「昭和を支えた名匠たち」~木下恵介とその時代を生きた名匠たちを検証する~
      澤井信一郎(映画監督)
      斉藤卓(木下恵介記念館館長)
      木下千花(文芸大・講師)

対談3「地元出身の映画監督が語る、浜松の魅力とパワー」
      越川道夫(プロデューサー)
      豊島圭介(以下、映画監督)
      鈴木卓爾
      平野勝之
      池田千尋  
      山岡大祐
      鈴木研一郎
映画上映「とんねるらんでぶー」
      監督・脚本 池田千尋
      オール三ケ日ロケの短編映画

製作発表 「楽隊のうさぎ」
       

それぞれの作品の一端が少しずつでも流されれば、すごいリアルな映画的体験になったと思う。
彼らが浜松での映画体験を語るより、映像作品がなにより雄弁なのは言うまでもない。
それが浜松でない他の地で撮られたにせよ。
といっても、たっぷりな4時間強だった。