よいお年を!!

カテゴリー │写真


 

無防備を観た

カテゴリー │映画

30日20時25分からシネマイ~ラで市井昌秀監督「無防備」を観た。
タイトルである"無防備"ということを考えてみた。
"防がない""備えない"
そんな風には生きられない。
防ぎ、備える。
そんな時は、固い、肩肘張ってる、無理してる、ぎごちない、自然じゃない、自分じゃない・・・。
田んぼが広がる中ぽつんと建っている町工場で検査の仕事をしている産めなかった女と産む女。
2人の女の周辺で男たちはただうろうろしている。
わかったこと。
無防備でいられるのはトイレと出産のとき。
どちらも出す時だ。
そんな時、防ぎ、備えていたら、出るものも出ない。
そして、そういう時は、人間は強い。
迷わない。
悩まない。
考えない。
道端で産気付いた産む女を産めなかった女が全力疾走し泥だらけになりながら乗れなかった車を運転し産む女を病院にかつぎこむ。
そんな美しい場面ののち、出産。
その時強いのは産む女だけではない。
立ち会った産めなかった女だけでなくうろうろしていた男たちもなんとなく愛おしくなってくる。
そのころはもう歌唱曲とともにエンディングテロップが流れているのであるが。
監督はお笑い芸人を目指し、その後、劇団東京乾電池の研究生となり、その後、シナリオを学ぶためエンブゼミナールに入り、この作品でぴあフィルムフェスティバルでグランプリを獲得した。






 

空気人形を観た

カテゴリー │映画

23日、シネマイ~ラで「空気人形」を観た。
ここで空気人形とは空気をふきいれて使うダッチワイフのことである。
さえない男の所有物である空気人形が心を持つ。
男の留守中、服を着て、外に出て、ビデオ店で仕事までするようになる。
そこで、ある男と出会い、世の中のことも知っていく。
周りの人は空気人形が人間でないことに気がつかない。
普通の女の子として接する。
しかし世の中のことを知れば知るほど悲劇性を増してくる。
だって彼女は心を持ったとはいえ、結局は人形なのだ。
空気人形は中味は空っぽだけど心はある。
この映画に登場する人たちは誰もが中味の詰まった人間であるはずなのに、心にぽっかり空洞がある人たちとして登場する。
ひたすら働き、食いたいものを食い、人を好きになり、それでも人々の心にはぽっかり穴があいている。
それがどこかさわやかで、日常として描く監督の手法は、悲惨さを感じさせない。
これが当たり前なのだとでもいうように。
心をもってしまった空気人形は最後、空気人形の本来の末路で終わる。
悲しいはずなのにその朝の風景はやはりさわやかだ。
それがまた悲しさを増す。
観ているものの心に何かがあふれる。
その心の中は決して空洞ではない。
監督は是枝裕和。主演の空気人形役は韓国人俳優のぺ・ドゥナ。
・・・日本人だとたぶんできなかったと思う。













 

街かど紅白歌合戦(後半)

カテゴリー │見つけた

おはようございます
後半戦行きましょう
朝にふさわしい国民的アニメと懐かしのヒーロー
赤組から、「サザエさん」

お魚くわえたドラ猫追っかけて
素足でかけてく陽気な





さん

白組は「行けレインボーマン」

インドの山奥で修業をしてダイバダッタの魂宿し
空にかけたる





の夢

渋いところで
水前寺清子「いっぽんどっこの唄」

ぼろは着ててもこころの





内山田洋とクールファイブ「噂の女」

どうせ私は





の女~

地名対決

鈴木雅之&菊池桃子「渋谷で5時」

今日も





千歳で8時?渋谷見つけました!!





109です

チョー・ヨンピル「釜山港に帰れ」

たたずむ





に涙の雨が降る

ここで、美術界から応援が来ています











です
まだまだ来ています
ハリウッド映画界から











映画が来ちゃいました

ここで長丁場にうれしい差し入れ

赤組には





白組には





24時間戦えますか?

歌続けます
勢いよくいきましょう

倖田來未「キューティーハニー」






お願い 傷つけないで
私のハートがチュクチュクしちゃうの

北島三郎「まつり」







祭だ
祭だ
豊年祭~

人生の応援歌

竹内まりや「元気を出して」

人生はあなたが思うほど悪くない
早く







出して
あの笑顔を見せて

坂本九「明日があるさ」

明日がある
明日がある





「おさかな天国」






さかなさかな
魚を食べると~

谷村新司「昴」

我は行く
蒼白き頬のままで
我は行く
さらば






我は行く
さらば





よ~

それでは最後の対決になりました
赤組は多くのみなさんが歌っているシューベルトの名曲
「アベマリア」






白組トリは
長淵剛「ろくなもんじゃねえ」

悔しくて悲しくてこらえた夜
大嫌いだぜ
大嫌いだぜ
ろくなもんじゃねえ

































































(ピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィーピィ ーピィーピィーピィーピィーピィー)


ありがとうございました~

さて、勝ったのは赤組か白組か
まあどちらでもいいんで

蛍の光のかわりに
喜納晶吉&チャンプルーズほかが歌っている「花」でお別れしましょう
みなさん
よいお年を~

泣きなさい
笑いなさい
いつの日か
いつの日か





を咲かそうよ




※ピィーピィーピィーやりたいだけだったのに・・・











 

街かど紅白歌合戦(前半)

カテゴリー │見つけた

ゆく年あればくる年あり
街を歩けば看板にあたる
見上げれば見知らぬ店
上へ向かう階段
下へ向かう階段
どちらへ向かおうか
しばらく思案していると
うしろから僕を追い抜いていく人たち
足早に上の階段を上っていく
下の階段を下りていく
ああ
そうだ
僕はここに用があったんじゃなかった
僕が行くところは・・・
僕は再び足を進め、外を歩く
そしてまた看板にあたり、見上げる
それでは赤組から歌っていただきましょう

赤組トップバッターは
プリンセスプリンセス「M」

あなたの声聞きたくて消せないアドレス





のページを指でたどってるだけ

白組トップバッターは





率いるザ虎舞竜





ちょうど一年前にこの道を通った夜~

どんどん行きます
松田聖子「ロックン・ルージュ」






リップス 気持ちはイエス

X JAPAN「紅」






に染まったこの俺を~慰めるやつはもういない~

次は夏対決 榊原郁恵「夏のお嬢さん」






ユースクリーム 好きさ~ お嬢さん お嬢さん

チューブ「そばにいるよ」

悲しみも痛みも分け合わなきゃ
いつだって





にいるよ

小泉今日子「ヤマトナデシコ七変化」

純情愛情過剰に異常





七変化

エコーズ「ZOO」

愛をください oh oh
愛をください






応援の人たちも来ています。
赤組応援は姉妹界から

姉妹



対する白組応援はジャニーズ界から





赤も頑張れ!!白も頑張れ!!

続きましては花対決

松任谷由美「カンナ8号線」






の花が燃えてゆれてた
中央分離帯

早川義夫「サルビアの花」

そして君のベッドに





の紅い花しきつめて

モーニング娘「ラブ・マシーン」






の未来もウォウ ウォウ ウォウ ウォウ

岡晴夫「憧れのハワイ航路」

ああ 憧れの





航路~

前半戦最後はしっとり歌ってもらいましょう

ペドロ&カプリシャス「五番街のマリーへ」

五番街へ行ったならば





の家へ行き~

甲斐バンド「安奈」






クリスマスキャンドルの灯はゆれているかい





おまえの愛の灯はまだ燃えているかい


それでは睡眠をはさみまして後半に続く

おやすみなさい








 

観れなかったもの

カテゴリー │思うこと

19日(土)は落語メンバーで掛川で。
20日(日)は西部演劇連絡会で。
忘年会に出席した。
そのため、観れなかったもの。
FIFAクラブワールドカップ決勝とMー1グランプリ。
サッカーと漫才である。
家には録画できるDVDがない。
録画ビデオはあるが、デッキ自体ほとんど使ってない。
で、観たいテレビがあるが、用事があって観れない、そんな時はあきらめるというのが近頃だ。
yahooやテレビや新聞のニュースで知る。
バロセロナが延長のメッシの神の胸ゴールで勝ったそうだ。
パンクブーブーが予選2位ながらも予選で「鳥人」のネタで史上初100点(審査員島田紳介)を出して1位で決勝進出したが決勝は「チンカス」のネタで笑い飯が沈んだことにより満場一致で優勝1000万円およびオートバックスのCM1年間の出演を獲得したそうだ。
笑い飯の「鳥人」ネタってなんだったんだろう。
勝負かかってる、って緊張感がなんか観なくちゃって気にさせるのか。
土曜はファイナルイベントの内容を考えながら昨年のM-1の再放送を観ていた。
優勝はノンスタイル。
日曜は西部演劇連絡会の会報を書きながら夜行われるM-1の敗者復活戦の生中継を観ていた。
観ていた時は不明だったが、昨年優勝のノンスタイルが勝ち上がったようだ。
そして、2日間ともその後、僕は忘年会に出席するために出発した。









 

絡繰機械’s「boundaries~花が咲く人~」を観た

カテゴリー │演劇

6日(日)17時から絡繰機械’sの「boundaries~花が咲く人~」を観た。
フェスの自主公演、最終である。
そして、絡繰にとって、3部作の第2部である。
公演終了後にはカムカムミニキーナの作・演出松村武氏と絡繰メンバーたちとのアフタートーク。

かつていた劇団の主宰者と歌舞伎を観ることについて話をしていた。
「歌舞伎を観るのは楽しみだからなあ」
言いかえれば、演劇を観ることは楽しみではない、と言えようか。
これは決して楽しみで観ることが悪いと言っているのではない。
僕も長く演劇は楽しみで観るのとは違うものになった。
そういう意味では映画を観る時も本を読むときもそんな感じだ。
楽しみで観るものといえば、スポーツ中継だろうか。
スポーツ中継を観る時は完全に楽しんでいる。
野球を。サッカーを。格闘技を。マラソンを・・・。
だからテレビ中継しているかぎり、飽きることなく、終了まで観続ける。
本を読むときなど、やたら止まる。
そして、しばし考える。
後戻りする。
だから、本を読むのも遅いと思う。
特に戯曲なんて最たるものだろう。
戯曲は読みにくい。
だからか、あまり売れない。
演劇を観る時も、できることなら止まりたいと思う。
でも、やっているのは演じている側なので、こっちの意志では止まることはない。
こちらがどんな状態でいるかお構いなしで、じゃんじゃん進む。
だから、なかなか集中できなかったりする。
覚えていないことも多い。
ほかのこと考えてしまったりもする。
じゃあ、何やりに行ってるんだと思う人もいるかもしれないが、実はこれはこれで楽しんでいるのだ。
頭に浮かぶほかのことと目の前のことと照らし合わせたり、ほかのことが面白かったりすると、そちらの方を発展させたり。
うまくいくと、幕が下リる頃には、新しいアイディアが生まれていたりして。
そんな時は楽しませてもらった以上に得した気分になる。
これは、俺が演劇をやっているから、感じることなのだろうか。
そうとも言えないと思う。
たとえば商売をやってる人が、ビジネスアイディアを得る時など全く同じだと思う。
ちがうことは商売人は金に結び付くからやっている。
俺の場合は金に結び付かないけど、もはや習性だ。
ある知り合いと話していて、その男は言った。
「なんでもやるが、金にならないことはやらない」
演劇など仕事以外のことをやたらやる俺を称して言った。
「性分だから仕方ない」
俺は妙に納得してしまった。
そして、複雑な気分で、しばし考えた。
「世の中金じゃねえ。そうさ。俺は演劇が好きだからやっているのさ」
(恥かし・・・。)
これについては今も考え中。
よくわかんねえ。
なんか絡繰からすごい脱線しているようだけど。
もどろう。
オリジナルを作る場合、すること。
場所を決める。
時代を決める。
登場人物を決める。
そして、何が起きるか決める。
今回の絡繰は3部作ともあり、用意された舞台は大きい。
その器の中に、具体を盛り込むのがつくる過程の作業だ。
ぶっとい柱をボンボンボーンとぶっ立てるか。
細かい針金を緻密にはりめぐらせるか。
そこで泳ぐのは役者。
そして、芝居は出来上がる。
アフタートークで印象に残った言葉。
「泣きながら笑いの稽古をする」
そうだ。笑いは修行だ。
気楽に出来上がるものではない。
松本人志しかり。
ビートたけししかり。
萩本欽一しかり。
志村けんしかり。
明石家さんましかり。
(今のタモリは気楽そうだけど。)
お笑い芸人は吉本のおかげか群雄割拠で、日替わりのように人気者が変わっていく。
だけど、芝居の中の笑いは少し違うものだと思う。
今回思った。
笑いのできる肉体はできている。
とくに中西さんとか。
そのせっかくの肉体が、地に戻ったようなやりとりに使われるのはもったいない気がした。
物語のスケールとのギャップが絡繰らしさというのかもしれないが、笑いはあくまで物語のためにあると思う。
役者も照明も音も衣装も美術もすべてが物語に準ずることによって、なんか豊饒な物語の森が・・・。
人か~。
連作というのを考えると、アマチュアならではののっぴきならないメンバーの変更は物理的な問題ではあるが、不利だと思う。
巨大な船にはそれなりの乗組員も必要だろう。
しかし、あの森いいね。
照明当たるとまたいい。
舞台はシンプルがいい。なんて、うらやましさいっぱいで言うけど、やっぱり、役者が映えるね。
かっこいいっていうのはそう簡単にできることじゃない。
丸い松本さんがかっこいい。
でも実はかっこよさは、地道な粘り強さの果ての代償として得られる。
単なるポージングであらわれるものじゃない。
立ち姿がいいということは動いた姿もいいことも想像するに易い。
だから舞台全体が美しい。
だからこそ、世界を壊すのは・・・。
物語の中で壊すのはいい。
ただ、スネオに似ているということで壊すのは・・・。
不条理に進むところが逆に条理に進んでしまうような気がする。
不条理は不条理にまかせ、狂わせていった方がいい。
そして、その先は・・・。
喜望峰が見えるかもしれない。
コロンブスがアメリカ大陸を発見するかもしれない。

物語がじゃんじゃん進む中で、こちらが勝手に休んでも許してくれる包容力のある芝居が好きだ。
そこで俺は人生を考えたりする。
つまらないことも考えたりする。
言えるのは、その時、俺は純粋な受け手ではない。
確実に何か作り出しているのだ。
客なのに。
bounndariesと関係ない?
関係あるかないか知らないけど、そう考えたんだからいいだろ?
もちろん次回第3部も楽しみだ。
試みてくれ。
絶え間なく。
(夜中なんで調子に乗った。侍チュート!にハリセンボンの近藤春菜演じる“睡魔”ってのが出てきた)



※boudariesとはパンフによると、「境界」という意味だそうだ。
そういえば、境界に立っている感覚はふとした時に突然やってくるよね。








 

路上演劇祭JAPAN IN浜松2010の実行委員会に出た

カテゴリー │路上演劇祭

今日の夜、あいホールで5月に行われる路上演劇祭の打ち合わせがあった。

仕事を終え、19時からの会議には遅れてしまったが出席した。

メキシコからメキシコ人たちがやってきて、ワークショップをやり演劇もやる。

日本に住むブラジル人やいろいろな国の人たちが演劇をやる。

東京で主に活動をしているいろいろな演劇手段をもつ日本人たちがやってきて、演劇をやる。

もちろん浜松に住む日本人たちも、演劇をやる。

ワークショップで作品をつくりあげ、演劇をやる。

そしてみんなで盛り上げる。

演じない人たちも盛り上がる。

ある日、路上が演劇の舞台になる。

路上を歩く人、集う人たちが足を止める。

そこは客席となり、街の景色は背景となる。

一帯はその瞬間、間違いなく、劇場となる。


路上演劇祭に関わってくださる人、
募集しています!!


以下は2009のチラシです。








 

街かど名曲集

カテゴリー │見つけた

木枯らし吹いて落ち葉舞い散る
日暮れも早くネオン恋しい
オフィスのパソコン閉じようか
上司の冷たい視線見ない振りして
足が向くのはいつもの酒場
古いコートの襟立てて
その手をぽっけに放り込む
いろとりどりのネオンサイン
におうは鰻か焼きとりか
思うはとりあえずの生ビールか
ごくんと事前にノド慣らし
2件目あの店行かまいか
知った曲ばかりのあの店へ
懐かしさとやらを買いに行かまいか
それでは歌っていただきましょう~

  
  (まずは永遠のスター)

愛してる (愛してる)
愛してる (愛してる)
空に 





があるかぎり~

         「にしきのあきら  空に太陽があるかぎり」


   (続いてはさすらいのマイトガイ)

京都にいるときゃ





と呼ばれたよ~

          「小林旭  昔の名前で出ています」


    (旭の元奥さん、昭和の歌姫)

あ~あ~





流れのように~

          「美空ひばり 川の流れのように」


    (元祖ゴージャス中華三昧)






に向いてる窓をあけ~
ひとりで見ている海の色~
     
           「ジュディ・オング  魅せられて」


     (シャンソンの名曲)

サントワ 






思い出せば~

           「越路吹雪ほか  サントワ・マミー」

   
     (ちょっと時代進めようか)

何も言わずに付き合ってくれて 



     



           「ドリカム  サンキュ」

      
     (もう懐かしい?)

この消えそうな 





つながっているからねって
愛してるからねって

           「絢香  三日月」

      
      (みんな大好きな猫型ロボット)

アンアンアン とっても大好き~ 


       



           「くわエモンのテーマ」


  
      (OH ~ YEAH~ BABY)

歩道橋渡るとき 
空に踊る 





お月さまお願い
あの娘かえして

          「RCサクセション  エンジェル」

     
       
       (ありがとう2009年 今年の人)








        



     (今年の流行語大賞。鳩山さんともに頑張ろう)






       


     


     (おまけだ。じいさん竹下元総理)

DAIGOだ






     
    (日曜のキッドの公演にもどろうか)











今咲き誇る~
刹那に散りゆく運命と知って~

        「森山直太朗  さくら(独唱)」


 

演劇集団浜松キッド「さくら」を観た

カテゴリー │演劇

当日パンフの主宰の山田氏の巻頭の言葉のタイトル「団長より愛を込めて」。
今回稽古にはあまり参加できなかったようで、演出はじめ、ほかの劇団員たちで作られたようですが、そんな「愛を込めて」の思いが、過去(ここでは新撰組の無名の一隊士林雪ノ丞の幼馴染、真琴への純愛)と現代(その雪ノ丞が当時果たせなかった思いに導かれ、今の時代に幽霊となって現れる)を見事に貫く。
そして、その場所にはどちらにも満開の桜があった。
過去、そして現代に関わる人々がまた果てしなく暖かい。
これは脚本のおかげでもあるが、それ以上に、劇団員たちのおかげだと思う。
それぞれがそれぞれの役を的確に、そして自由に演じていた。
そんなチームワークが積み重なって芝居は構成されていた。
それらすべては戊辰戦争の函館で、雪ノ丞と悲恋の別れをする真琴と別人ではあるがその思いが乗り移ったかのように出現する現代のタウン誌編集部の編集者、琴子の2役を演じる平野さんの演技に集約されていたように思う。
彼女の演技は自然にその舞台にはまっていた。
過去と現代を自在に行き来していた。
(これは着物と洋服の着替えが見事だっただけではない)
音楽、照明、桜の花びらを万国旗のように1本のひもに串刺しにしたのを何本か上手から下手に渡した、桜が満開」の表現もシンプルながら豊かで、舞台を彩っていた。
ただし、幕末の尊王攘夷派に敗れ去る志士たちの設定と純愛の物語の関係は現在公開されている映画「2012」でもパニック映画ではあるが人間が描かれていてそれは家族愛である、みたいなアメリカのパニック映画のハリケーンや地球滅亡や宇宙人の地球侵略などの究極の設定とその中での人間ドラマの関係のようで、ありふれた感はあった。
雪ノ丞の師匠、横路軍平という人は実在していたのだろうか?
なんで新撰組?という疑問も、新撰組をみんな好きだからで納得してしまおう。
12月6日(日)16時30分~クリエート浜松にて。


今日はちょっと歌いたい気分?
ということで


あなたはすっかりつかれてしまい~
生きてることさえいやだと泣いた~










この身をささげ~  男と女が漂い~ながら~    
              
               「沢田研二 時の過ぎゆくままに」



ほ~ほ~










飛んでゆけ~     
               
               「森進一 北の蛍」


 続く


 

今後の演劇予定

カテゴリー │演劇


はままつ演劇・人形劇フェスティバル ファイナルイベント
1月24日(日)15時~ 浜松科学館ホール


いわた表現の会からころ 第6回公演 「開」
4月17日(土) 14時~ 磐田市豊田 ゆやホール

路上演劇祭 JAPAN IN 浜松2010
5月22日(土)・23日(日) 浜松中心街(予定)

・・・続く・・・

よろしくお願いします。