劇部コーヒーメーカー「道化師~Do you key see?」を観た

カテゴリー │演劇

18日(土)13時30分~
静岡文化芸術大学講堂

何回かこの場所で芝居を観たことがあるが、
天井も高く、舞台も広いので
なかなか使いこなすのは難しいと思っていた。

でも、今回はその広さをあまり感じさせず、
観ることができた。
それはまずは無頼セットの力に追うところが大きい。
舞台上には、さまざまな大きさの四角い箱が置かれている。
椅子になったり、人を隠す壁になったり、演台になったりもする。
そして、天井からはバーで吊るされた何枚かの布が配置されている。

箱も布も、模様付けされている。
そして、照明によっては背景に影として映し出される。
照明も、場面に合わせて的確に変わる。

衣装がすごくわかりやすくてよかった。
登場人物の性格付けがはっきりした脚本なので、
担当していて楽しかったと思う。
パンフレットには衣装を手作りしたことが触れられている。
五十嵐と言う毒ガス工場(どんな工場なんだ!!)のオーナーの衣装は
歌い上げるような役者の演技と相まって、特色があった。

役者もそれぞれの性格付けに合った演技をしていた。
新入生であろう初舞台です!!という役者も多かったようだ。

カペラというネズミの存在をもっと大きく出すと、
スケールがもっと大きくなったかもしれない。
ここに起こることは物語はすべて、
本来はチューとしか言わないネズミが起こしたことから始まっているのだから。





 

G/PITで劇団あおきりみかん「だるい女」を観た

カテゴリー │演劇

12日(日)13時~
会場は名古屋市栄にあるG/PIT。
収容人数は70人ほどであろうか。
住居用ビルの一角にあり、
受付前で開場を待っているとき、
「こちら住居用通路になりますので、お空けください」
としきりに言っていた。

劇団あおきりみかんの作・演出・出演の鹿目由紀さんは
はままつ演劇・人形劇フェスティバルで、
劇作ワークショップの講師をつとめた。
僕も参加したので、面識はあるが、
そのほか、10年間長久手で行われた短編戯曲のイベント「劇王」
に何度か観に行ったときに、作品を拝見した。

「だるい女」がなぜだるいのか、が話の骨子。
その理由である過去があぶりだされるのだが、
その過程が凝っている。
それが、この芝居の持ち味かもしれない。
この劇団の持ち味でもあろう。

名古屋での公演はすべてアフタートークがある。
そしてアフタートークのゲストは毎回メンバーが変わる。
その人脈の広さも持ち味だろう。

僕が観た回のゲストは少年王者館の天野天街さんだった。



 

俳優のための演劇ワークショップに参加した

カテゴリー │演劇

6月28日(日)10時~16時
会場は劇団からっかぜアトリエ

講師は名古屋を拠点に活動するオイスターズの作・演出・俳優の平塚直隆さん。
昨年同時期に開かれたワークショップに続いての参加。
昨年と同様、「俳優のための~」と銘打ちながら、
セリフを書かせる演習もあった。

高校生の参加が多かったのだが、
2人1組になった時、高校生と組んで、
互いに、雨が降るバス停、晴れわたった交差点での
つぶやきを言葉にした。
そして、読んだ。