2015年03月23日08:04
万年橋パークビル8階で、もやしとこけし「モユルヒ」を観た≫
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21日(土)19時30分~
「もやしとこけし」とは、絡繰機械’sの劇団内ユニット。
伊藤彩希作・演出「もゆる火」
中西祥子作・演出「もゆる日」
の2本を2人芝居で演じる。
中西さんが、「台本書くのは役者の勉強になる」という言葉を端緒に
台本を書き上げ、舞台に乗せたい、という考えに至る自然な流れで、
伊藤さんに「2人芝居やらない?」と声をかけ、実現した。
先に上演された「もゆる火」は「燃ゆる火」だろうか。
後に上演された「もゆる日」は「萌ゆる日」だろうか。
「燃ゆる」と「萌ゆる」。
そんな言葉の違いが、それぞれの芝居にも現われていた。
「もゆる火」は火消し、という特殊能力を持つ父を失ったことから生じる娘の葛藤を描く。
火を消す、とは言え、いわゆる消防士の役割の火事の消化のみならず、
人の心の燃える火も、火の出る恥ずかしさも、消す。
その抽象をどう扱うかが芝居のポイント。
「火を消すこと」それは「概念として・・・」だけど、
その能力は戦火の火も消すのであれば、
それなりの救世主でもある。
救世主を継ぐべく娘の葛藤となれば、話は大きい。
「もゆる日」はタイトルの意味を、こうしてふりかえってから知った。
「萌ゆる」とは若者言葉の「萌え」が変化した言葉で、
「ある物や人に対して持つ一方的で強い愛着心、情熱、欲望などの気持ち」
と、YAHOO知恵袋で2010年にどなたかが答えていた。
芝居を見れば、何に強い愛着を持っていたのかわかるが、
判明するのは終盤である。
散らばる多量の服も足踏みミシンも「りんごのひとりごと」も
その瞬間に回収され、
ひとつの悲しみが明らかになる。
音楽や照明も的確にフォローする。
「もやしとこけし」とは、絡繰機械’sの劇団内ユニット。
伊藤彩希作・演出「もゆる火」
中西祥子作・演出「もゆる日」
の2本を2人芝居で演じる。
中西さんが、「台本書くのは役者の勉強になる」という言葉を端緒に
台本を書き上げ、舞台に乗せたい、という考えに至る自然な流れで、
伊藤さんに「2人芝居やらない?」と声をかけ、実現した。
先に上演された「もゆる火」は「燃ゆる火」だろうか。
後に上演された「もゆる日」は「萌ゆる日」だろうか。
「燃ゆる」と「萌ゆる」。
そんな言葉の違いが、それぞれの芝居にも現われていた。
「もゆる火」は火消し、という特殊能力を持つ父を失ったことから生じる娘の葛藤を描く。
火を消す、とは言え、いわゆる消防士の役割の火事の消化のみならず、
人の心の燃える火も、火の出る恥ずかしさも、消す。
その抽象をどう扱うかが芝居のポイント。
「火を消すこと」それは「概念として・・・」だけど、
その能力は戦火の火も消すのであれば、
それなりの救世主でもある。
救世主を継ぐべく娘の葛藤となれば、話は大きい。
「もゆる日」はタイトルの意味を、こうしてふりかえってから知った。
「萌ゆる」とは若者言葉の「萌え」が変化した言葉で、
「ある物や人に対して持つ一方的で強い愛着心、情熱、欲望などの気持ち」
と、YAHOO知恵袋で2010年にどなたかが答えていた。
芝居を見れば、何に強い愛着を持っていたのかわかるが、
判明するのは終盤である。
散らばる多量の服も足踏みミシンも「りんごのひとりごと」も
その瞬間に回収され、
ひとつの悲しみが明らかになる。
音楽や照明も的確にフォローする。