2024年11月21日07:45
アクトシティ浜松大ホールへ「ヤマハ ジャズ フェスティバル」へ行った≫
カテゴリー │音楽
10月27日(日)13時~17時15分(予定)
1992年に始まったハママツ・ジャズ・ウイークのメインイベントとして、
最終日に行われている「ヤマハ ジャズ フェスティバル」。
今年が第32回となる。
僕も当初から、何度か足を運んでいる。
山下洋輔、日野皓正、北村英治、ヘレン・メリル、上原ひろみなど。
昨年は荻野目洋子さんが出演し、人気者はやはり違うなあと堪能し、
今年お亡くなりになった第27回に出た八代亜紀さんを迷い観に行かなかったことを悔やんだ。
八代亜紀さんのジャズは間違いなくいいのだ。
秋は、浜松の「演劇の季節」でもあるので、
僕がやる演劇公演があった頃は、稽古や上演と重なり、行けなかった。
ハママツ・ジャズ・ウイークのチラシを見ると、
中高校生や若者たちの演奏会、
ワークショップ、
ジャズハウスや飲食店を会場にしたジャズライブ、
街中の各所で行う地元のミュージシャンを中心とするストリートイベント、
そして最後にキャパ2,000人の大ホールでの演奏会が行われている。
今回のプログラムは
Part1 エメット・コーエン トリオ
Part2 Shiho with スペシャルゲスト 島袋寛子
Part3 シネマ ジャズ オーケストラ produced by クリヤ・マコト featuring 寺井尚子
クリヤさんが、イベントの担当者と企画の話が合った時の話があった。
「何か面白いことやってくださいよ」
そんな依頼から始まり、イベントのためだけにスペシャルバンドが組まれる。
ヨーロッパ、アメリカ、日本、シネマ・ジャズが世界を巡る。
まさにテーマである「ここにしかない、めぐり合い」。

Part1~3のメンバーが登場したフィナーレコラボレーションが終わると、
大ホールから2,000人の観衆がどっと吐き出される。
JR浜松駅に向かう通路は一時非常に混むのだが、
バスターミナルの地下では、外国人主催のイベントが行われていた。
大きな円形のスペースで、中心部は吹き抜けになっている。
その一角でロックバンドが、中心に向け演奏している。
女性ボーカリストのエネルギッシュな歌声が響き渡る。
中心の吹き抜けを囲むように外国人の若者たちが、たむろっていた。
吹き抜けの部分には、空から雨が降っているのだ。
ロックの演奏を聴いているのか、ただ仲間とだべっているのか。
下には飲み物を置き、煙草を喫う人も。
それらは、明らかに、大ホールからの帰還者たちとは、相違があり、
心なしか、目を背け通り過ぎていくよう。
それは錯覚かもしれない。
でも、僕には一種、断絶のように見える。
後日、NPO法人クリエイティブサポートレッツで行われた「ひとインれじでんす」で、
美学者の伊藤亜紗さんから聞いた話。
ノンクロンという、道端などにしゃがみこんでおしゃべりする文化があるそうだ。
日本のコンビニ、セブンイレブンが出店したが、
例えば店内でコーラ1本でノンクロンしてしまって、商売にならなく、撤退しまったそうな。
ただし、何気ないおしゃべりが、問題を解決したり、互いに助けたりすることにつながったりするのだ。
それを目的に集まっているのではない。
自然の流れにいる効果として。
その話を聞いて、この日の光景を思い出した。
彼らにとっては、身体に根付いた習慣なのだ。
縁あって日本に来て、そういうのを日頃は我慢していたのかもしれない。
もちろん日本の法律にまったく反していない。
肯定すべき、彼らの日常なのだ。
異文化の街中での邂逅。
融合ではない。
すれ違い。
互いにどう思っているのか。
それは、聞いてみないとわからない。

1992年に始まったハママツ・ジャズ・ウイークのメインイベントとして、
最終日に行われている「ヤマハ ジャズ フェスティバル」。
今年が第32回となる。
僕も当初から、何度か足を運んでいる。
山下洋輔、日野皓正、北村英治、ヘレン・メリル、上原ひろみなど。
昨年は荻野目洋子さんが出演し、人気者はやはり違うなあと堪能し、
今年お亡くなりになった第27回に出た八代亜紀さんを迷い観に行かなかったことを悔やんだ。
八代亜紀さんのジャズは間違いなくいいのだ。
秋は、浜松の「演劇の季節」でもあるので、
僕がやる演劇公演があった頃は、稽古や上演と重なり、行けなかった。
ハママツ・ジャズ・ウイークのチラシを見ると、
中高校生や若者たちの演奏会、
ワークショップ、
ジャズハウスや飲食店を会場にしたジャズライブ、
街中の各所で行う地元のミュージシャンを中心とするストリートイベント、
そして最後にキャパ2,000人の大ホールでの演奏会が行われている。
今回のプログラムは
Part1 エメット・コーエン トリオ
Part2 Shiho with スペシャルゲスト 島袋寛子
Part3 シネマ ジャズ オーケストラ produced by クリヤ・マコト featuring 寺井尚子
クリヤさんが、イベントの担当者と企画の話が合った時の話があった。
「何か面白いことやってくださいよ」
そんな依頼から始まり、イベントのためだけにスペシャルバンドが組まれる。
ヨーロッパ、アメリカ、日本、シネマ・ジャズが世界を巡る。
まさにテーマである「ここにしかない、めぐり合い」。
Part1~3のメンバーが登場したフィナーレコラボレーションが終わると、
大ホールから2,000人の観衆がどっと吐き出される。
JR浜松駅に向かう通路は一時非常に混むのだが、
バスターミナルの地下では、外国人主催のイベントが行われていた。
大きな円形のスペースで、中心部は吹き抜けになっている。
その一角でロックバンドが、中心に向け演奏している。
女性ボーカリストのエネルギッシュな歌声が響き渡る。
中心の吹き抜けを囲むように外国人の若者たちが、たむろっていた。
吹き抜けの部分には、空から雨が降っているのだ。
ロックの演奏を聴いているのか、ただ仲間とだべっているのか。
下には飲み物を置き、煙草を喫う人も。
それらは、明らかに、大ホールからの帰還者たちとは、相違があり、
心なしか、目を背け通り過ぎていくよう。
それは錯覚かもしれない。
でも、僕には一種、断絶のように見える。
後日、NPO法人クリエイティブサポートレッツで行われた「ひとインれじでんす」で、
美学者の伊藤亜紗さんから聞いた話。
ノンクロンという、道端などにしゃがみこんでおしゃべりする文化があるそうだ。
日本のコンビニ、セブンイレブンが出店したが、
例えば店内でコーラ1本でノンクロンしてしまって、商売にならなく、撤退しまったそうな。
ただし、何気ないおしゃべりが、問題を解決したり、互いに助けたりすることにつながったりするのだ。
それを目的に集まっているのではない。
自然の流れにいる効果として。
その話を聞いて、この日の光景を思い出した。
彼らにとっては、身体に根付いた習慣なのだ。
縁あって日本に来て、そういうのを日頃は我慢していたのかもしれない。
もちろん日本の法律にまったく反していない。
肯定すべき、彼らの日常なのだ。
異文化の街中での邂逅。
融合ではない。
すれ違い。
互いにどう思っているのか。
それは、聞いてみないとわからない。