浜松市浜北文化センター大ホールで「ミュージカル 南太平洋」を観た

カテゴリー │演劇

16日(土)18時~
掛川で観た東京乾電池「ただの自転車屋」を観劇後、
はしご観劇。
ホールのキャパシティは1208席であるがほぼ満席に思えた。
女性多し。
休憩時のトイレの混雑を予測。
予測通り。
男性であることを喜ぶのは失礼な言い分か。

「南太平洋」は、ブロードウェイのスタンダードな演目で、初演は1949年4月7日ということだ。
何と、1,925ステージだって。

日本における第2次世界大戦の終戦記念日が1945年8月15日だから、
4年も経っていない。
もちろんアメリカにとっても同様終戦後4年も経っていない。

「南太平洋物語」という、アメリカ海軍に所属し南太平洋戦線にいたジェームズ・ミッチェナーが
書いた短編集から、ミュージカル台本をおこした。

話の本筋は恋愛ロマンである。
戦時下の南太平洋にある島が舞台である。
現地に住む人たちの思惑と関係なく、
アメリカ軍が駐屯している。
伴い、設営部隊や従軍看護婦たちもいる。
戦時下、許されぬ愛の成就がテーマとなる。
それは同時に戦争と言うものが生み出す
絶対的な悲劇が横たわっているのは言うまでもない。

そして闘っている相手は日本軍である。
それをにおわせる言葉はもちろん出てこない。
舞台の上ではアメリカ人や現地の人の役をやる日本の役者さんたちが
歌ったり踊ったり演じたりしている。
日本語で。

開演の10分前くらいに会場に入ったが、
いつもの浜北文化センターの備えつけの幕ではなく、
「South Pacific」と原題が書かれ、
ヤシの木がそびえるはるか頭上に
数機の戦闘機が飛んでいる
そんな絵が描かれた幕に差し変わっていた。

ああ、あの戦闘機は日本軍の戦闘機かな、などと思い、
すでに多くの観客で埋まっている会場で、自分の席を探した。

もっともそのことは僕の観劇に支障はない。
外国語で歌われた曲を積極的に聞くように
外国産の芝居を日本語で行う事にまったく違和感はない。

僕は目の前で繰り広げられる
歌に踊りに、ドラマに堪能する。

もちろん藤原紀香さんや別所哲也さんや太川陽介さんら
出演者に堪能する。
地域でで演劇をやっているとないがしろにされそうな時もあるが、
役者は、芝居のとても大きな要素である。

カーテンコールで多くが立ち上がった客席に向かい
感謝の意を伝える姿はさすが。

浜松市浜北文化センター大ホールで「ミュージカル 南太平洋」を観た


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