木下恵介記念館アートホールで迷子の遊園地「潮汐の街」を観た

カテゴリー │演劇

7日(日)14時~

1997年に旗揚げし、オリジナル台本を上演。
2003年に解散するも、その後「劇集団S.O.」として再始動。
2013年「再生」という作品の再演を機に再度「迷子の遊園地」に改名。
と、チラシにある。

迷子の遊園地Act18とあるが、S.O,も含めトータルなのだろうか。
それとも迷子の遊園地としての本数なのだろうか。

女優2人、男優1人による登場人物3人の芝居である。
この街には煙突がない、という表現がされる。
つまり煙ばかりで、吐きだす装置がないということだ。
大きな紙袋を所持し、海に釣糸をたらしている男。
煙ばかりの街では海も死んでいるのか
当然のように魚は釣れない。
垂れさがった糸は垂れさがったままだ。
言葉もない。
じっと糸を垂れている。
観客たちも無言の役者に付き合う。
煙ばかりの街を役者と共有する。
男の事情はわからない。

ひとりの女はもうひとりの女を探している。
女2人の事情が徐々に語られる。
小学校時代クラスメートだった。
学校のチャイムがなり、1度だけ回想場面が入る。
キーアイテムは、色鉛筆。
そうだなあ。オレも36色は使いこなせないかも。

2人の女の魂が邂逅していく。
互いに思いを吐きだし、観客たちの眼前に
魂の邂逅を示す。

女ふたりの解放に、うながされたように
男もこの場に至る思いを、行動で示す。
紙袋の中味を女2人に投げつける。
観客たちの頭上にも放りだす。

それは札束であるのだが。
もちろん芝居であるので、フェイクです。
終演後、作・演出者が、夜の公演(19時~)でも使うので、
見てもいいが、、持っていかないでくれと言っていた。

木下恵介記念館アートホールで迷子の遊園地「潮汐の街」を観た


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この記事へのコメント
迷子の遊園地[『潮汐の街』、ガチ×ゲキと日程が重なり、観ることができませんでした。
まあ、夜の回であれば観ることができたわけですが、ガチ×ゲキの『歯車の起点~青版~』について考えてみたくて止めたわけでした。

以前も冗談で言いましたが、潮汐で「しおさい」とは読みませんよね。
「しおしおのまち」を私も観たかったと思います♪
Posted by 猪ボヘミアン猪ボヘミアン at 2014年12月13日 18:33
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