路上演劇祭Japan in 浜松2020→2021に向けて、街歩き

カテゴリー │路上演劇祭

10月17日(土)15時30分、
有楽街の浜松松竹ビルの前に集まり、
街歩きをした。

有楽街に路上演劇祭の仲間たちと来るのは
5月31日の『幻の路上演劇祭』以来である。

その日も雨模様だったが、
この日は完全なる雨。
傘をさしっぱなしだった。

マスクもつけっぱなし。
雨による湿気のせいか、
メガネがやたら曇り、
何度も尻のポケットからハンカチを出して拭いた。
しまいに面倒になり、
着ている服のどこかで拭いた。

延期となった路上演劇祭は
来年の5月29日(土)に行うということが
前回の実行委員会で話し合われた。

そこで久しぶりに会場である
有楽街を訪れることにしたのだ。
最初は13時集合としていたが、
夕方からの飲食店にあかりが灯り始める時間を
味わおうと、15時30分に時間をずらした。

僕は近頃何度かシネマe~raに来た折、
有楽街を歩いていた。
つい1週間前も来ている。
その時も雨だった。
天気が良ければ
自転車で来たいのだが、
車で来て駐車場に停め、
駐車料金を支払って帰るのは
雨故なのだ。

郊外のショッピングセンターへ行けば、
買い物をしなくても駐車場代がかからないことと比較すれば、
かかることはかかるのだが、
以前と比べ料金が安くなり、
利用するのに抵抗が薄まっていることに気が付く。

でもそれは喜ぶべきことというより、
引き換えに駐車場が増えていくことに目を向けざるを得ない。
空きビルや空き店舗はまだ
いつか新しい事務所や店舗に変わるかもしれないという
期待も抱かせるが、
駐車場への変化はどうだろう。
どこか地主たちの諦めの念を感じる。

これは2015年に、「P」というタイトルの芝居にして上演した。
駐車場が増殖していく話だ。
上演時はうまく伝わらなかった気もしたし、
それ以上に伝え方が拙かったのだろう。

ひとしきりみんなで歩いたのち、
いつもお世話になっているはんこ屋さんで話を聞いた。
店内で1枚のポスターに僕の目が止まった。
「701年制定ー大宝律令 印章の使用を定める」
と書かれていた。

内閣が変わり、「行政手続きの押印廃止」の話が
話題になっている。
本来は手続きにかかる手間の仕組みの問題なのだと思うが、
印鑑自体の存在の未来にまで議題にのぼる。

明治6年10月1日に個人の実印登録が定められるようになり、
10月1日が印章の日になったことのPRポスターであったが、
印章は日本で1300年以上も歴史があるのだよ、と訴える内容は、
印章にまつわる風潮に対して抵抗する主張のようにも見える。

ただし、このポスターが企画されたのは
内閣が変わるよりも前のことだろう。
ただ実直に
印章の歴史的事実を伝えたかったのだろう。

しかしながら僕はこのポスターを見て、
あらためて歴史の重さを考える。
そこに関わる人の歴史を考える。

はんこ屋さんで話を聞いた後、
まとめの話をしようとお茶が出来る場所をさがす。
いくつかまわるが
しまっていたり、いっぱいだったりで
入店がかなわない。

結果、以前やはり街歩き後に行ったことがある
モール街の喫茶店で席を確保する。

コロナ対策のこととか、
来年の路上演劇祭を
『路上演劇祭Japan in 浜松2020→2021』
というタイトルにしようか、などということが話し合われた。

1回目で中断された
有楽街をめぐって作品をつくるワークショップを
どうしようかと言う話にも及んだが、
募集ありきの企画は
難しいのではないかという考えもあり、
白紙に戻すことにした。

それでも、何らかの
地域にこだわった何かができればいいと
思っている。

出演者など興味がある方は
常に受け入れているので、ぜひ。

路上演劇祭Japan in 浜松2020→2021に向けて、街歩き


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