静岡県立美術館で「テオ・ヤンセン展」「ファンタジア木馬館」を観た

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4月29日(月祝)

前日は舞台芸術公園で「友達」、
この日は同じ公演の屋内ホール「楕円堂」で、「楢山節考」を観る。

28日に、2本観る効率的な方法もあったが、
チケット購入の際、28日の「楢山節考」は完売で、
2日にまたがり、静岡市に滞在することになった。

ホテルに宿泊し、16時から開演の舞台まで時間がたっぷりあるので、
草薙の温浴施設に行ったあと、静岡県立美術館へ。

「テオ・ヤンセン展」という巡回展が行われていた。
オランダ人のテオ・ヤンセンという作家は、ストランドビーストと称する造形物を長年に渡りつくり続けている。
ストランドとは、海岸や湖岸を意味するようなので、「海岸の獣」という意味だろうか?

年譜をみると、大学で物理学を専攻していたことに、なるほどと思う。
途中大学を離れ、画家に転向する。

作品には制作年代により、○○期と名付けられ、生物の進化に基づき名付けられた例えば恐竜時代の白亜紀、ジュラ紀・・・を思い起こす。

海面上昇の危機にさらされる故国の海岸に広がる砂浜を自立的に砂を積み上げるシステムによって守れないかというアイディアから始まったようだ。(チラシより)

展示作品が実際に動く実演を見ることができた。
お昼時で実演時間まで間があったので、常設展示やロダン館へ足を運ぶ。
戻って来たら、多くの見物人が動くのを待ち構えていた。
紹介者は、動かす担当の人のことを「飼育員」と呼ぶ。
動く度に見物人から「オー」「オー」と声がする。

「ストランドビーストの繁殖」という項目があり、
構成システムはインターネットで公開されていて、
それに触発されて新たなビーストの開発に取り組んでいる人がいると言う。
それを生物のように繁殖と呼んでいる。

退場後、他の展示が行われていたので、足を踏み入れた。
「ファンタジア木馬館」というタイトルで。
木馬作家による、自作の木馬等の展示だった。

作家がいらっしゃったので話をしたが、沼津の方で、浜松でも展示会をやりたいとおっしゃっていた。
冬などは木が乾燥していて割れてしまうので、作ることが出来る季節は限られるそうだ。

テオ・ヤンセンの作品も制作する季節や海岸で稼働の実験をする時期が決まっているということだった。
生き物つながりかなあ、と思った。

静岡県立美術館で「テオ・ヤンセン展」「ファンタジア木馬館」を観た

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