ムナポケ「桜田家族」を観た

カテゴリー │演劇

11月22日(日)クリエート浜松でムナポケットコーヒーハウス「桜田家族~ガウディと紫貝の首飾り」17時30分~を観た。
桜田家族は当然ながらサクラダ・ファミリアとかけている。
建築家ガウディの人生になぜか紫貝イザベルが絡み、200X年の日本の一家族桜田家につながり、最後は100年後に飛ぶ。
未だ未完成のサクラダ・ファミリア。
ウディぺキアで少し調べたが、1882年に着工されて(この時は建築家はガウディではなかったが、翌年引き継ぎ、イチから設計を練り直した)、ガウディが没したのが1926年、最近の予測では完成が2256年前後なんだって。ただ完成目標はガウディ没後100周年の2026年って。なんだよ誤差230年って。
建築と並行して修復も行われてるってのが歴史だ。常に新しくて古い。
物語は一貫して哀しみを帯びている。
それは登場人物それぞれ(貝のイザベルを含め)の哀しい結末を予感しているからだ。
それでもそれぞれがノルマであるかのようにボケないしツッコミをはさんでくる。
凝った映像がかぶさってくる。
アランフェスの哀しいギターが鳴り響く。
表現するものは常に未完成である自らと格闘する。
そういう意味では常に敗れ去っているともいえる。
でも表現することをやめることはない。
それはそうせざるを得ないからだ。
劇に関係あるのかないのかそんなことを考えていた。
そして、静かな気持ちで劇場を出た。


同じカテゴリー(演劇)の記事

 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ムナポケ「桜田家族」を観た
    コメント(0)