思い、語ること

カテゴリー │思うこと

ある知り合いが亡くなった。
その方とはあるワークショップで知り合った。
誘いあって会うというような仲ではない。
ただ、2003年の第1回の劇団フィールド(当時フィールド)公演に子供さんと観に来てくれた。
別の公演でダンスの場面を入れようという提案に年末おしせまった日、ガストに呼ばれて、どのような場面にしようか話をした。結局その後都合ができ、公演には参加できなかったが。
今でも続くそのWSのメンバーを母体に始まったサークルの公演には、大きくなっていく子供さんのクラブ活動の世話等で忙しく、「いつか自分の時間がとれるようになったら」のカッコつきのまま、関わりをもつことはなかった。
公演を観に来ることも、子供さんのクラブ活動と重なったりして、結局できなかった。
知り合ったワークショップの終了公演にスタッフとして参加された時、空いた時間に子供さんがある芝居の子役で出演したことを話していた。
アクトホールにあるミュージカルを観に行ったとき、親子で観に来ていて、少し話をした。
年賀状を何回かやりとりした。
劇団フィールドの公演を案内した。

一緒に舞台に立つことはなかった。
でも僕が時間を過ごしていたように、その方もその方の時間を過ごしていた。
誰にでも平等に与えられたかけがえのない時間を。

追悼するとはどうすればいいのだろう。
それは、思うことだ。
思い、機会があれば、語る。
そしてまた同じ平等な時間が過ぎる。


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