長久手文化の家 風のホールで「劇王Ⅹ」を観た

カテゴリー │演劇

2月11日(祝)14時30分~
今年で10回目の劇王。
天下統一大会と銘打たれている。
歴代の劇王と各地区大会を勝ち抜いた地区代表、計16人が参加。
それぞれが20分以内の短編作品をひっさげて、ゲスト審査員や観客の投票により、チャンピオンを決める。
先ずは16人をA、B、C、Dの4プログラムに、4人ずつわかれ、それぞれのグループの勝者を決める。
勝ち上がった4人が決勝戦を戦う。
その決勝戦を観に行った。
審査員は
坂手洋二、わかぎゑふ、安住恭子、諏訪哲史 各氏

Aプログラム  第9代劇王   平塚直隆(オイスターズ)   「イオン」
Bプログラム  第4代劇王   柴幸男(ままごと)   「つくりばなし」
Cプログラム  九州地区代表   福田修志(F's company)    「ノイジー」
Dプログラム  劇帝(第5~8代劇王)   鹿目由紀(劇団あおきりみかん)   「上中下」

優勝者である「劇天」になったのは、柴幸男さん。

例年は2月の第1週の土日の2日間にわたり行われるが、
今年は出場者が多いので3日間、11日の祝日を交えた3連休に行われた。
5回目の劇王Ⅴから今年のⅩまで、6年連続で劇王に来ている。
日帰りで1日のみなので、予選・決勝とも観ているわけではないが、
初出場の福田さん以外の作者の作品はかつて観たことがある。
審査員の講評で、
「どれも面白いが、どれも未完成と言うか」
というような話があったが、
今までは、これ!という作品があったが、
今回は投票するのに困った。
でも困っただけに、迷わない前に、投票用紙にマルをつけた。
かつて観た劇王たちの作品はかつて観た時の印象が強く、その域を出ていない気がした。
初めて観た九州の作家の作品が新鮮に感じた。

実はそれと同じようなことを翌日の12日に感じた。
ピン芸人の王者決定戦「R1グランプリ」である。
スギちゃんやキンタロー。など、テレビでよく見たり、かつてのR1で見た芸人もいたが、
勝ち上がったのは露出の少ない芸人だった。
新鮮さが勝因であるが、よく見る芸人がいつもの域を出ていない印象だったのも、より新鮮に感じたのだと思う。
ただし、予選で感じた新鮮さを決勝である2本目をどう維持するかで、優勝者が決まった気がする。

劇王は観客の投票数では初参加の福田さんがトップだった。(2位とは1票差)
が、観客投票数の4倍ある審査委員の投票で、柴さんが勝った。
審査員が持ち点(観客数)のそれぞれへの振り分け方で勝者は決まるが、これもルールなので仕方がない。

作家にはそれぞれ特有の持ち味があるなあ、
でも、持ち味があるゆえ、今までの作品を越えるのは簡単なことではないなあ、
と感じた。

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