えんてつホールで星の遊演地「おとぎの国の夏の夜の夢」を観た

カテゴリー │演劇

8月26日(日)13時~

僕は、プロの芝居もアマチュアの芝居も観る。
縁もあり、高校生の芝居を観ることもある。

松尾スズキさんが鑑賞の範囲について言っていた。
「何なら、高校の文化祭も見に行きたい。」

この話を聞いた時、
ああ、僕もそうだなあ、
と思った。

もちろんそこまでしていたら、
時間がいくらあっても足りないし、
何より、おっさんが、ゆかりのない高校の文化祭をうろうろするのも
別の目的があるのかと勘繰られる。

実際、高校の文化祭など行くことはないのだが
行きたいと思うのはなぜかとかと言うと、
ひとえに、創造の芽を発見したいからなのだと思う。

世間に評価されているわけでもないかもしれないが、
それぞれがそれぞれの思いで、
自分の表現を繰り出そうとしている。

ああ、今流行っているアレをそのままやってるなあ、とか。
まったく伝わってないけど、新しい何かを生み出そうとじたばたしてるなあ、
とか。

ミュージカルを構成する
歌にしても踊りにしても演技にしても
上達するためには一朝一夕ではいかない。
また、あえて言えば、うまければいいというものでもない。

それでも、歌や踊りや演技や
何より、それらを人に伝えることを愛する人たちにとって、
ミュージカルをやってみたいというのは自然だ。

そう思う"熱"が、先ずは一番の武器になる。
そんな"熱"を持った人たちが集まったはずだ。
その先は何だろう。
週末のカラオケだって、
熱をもって取り組む人がいるだろう。

その先は僕もいつも考えていることだ。
もちろん僕のフィールドの中ではあるが。

偶然ではあったが
前日は静岡市で劇団四季のミュージカル、
この日は浜松市で市民ミュージカルを
観ることになった。

「おとぎの国の夏の夜の夢」は
文字通り、
おとぎの国の住人達
白雪姫やシンデレラやピーターパンやピノキオたちが、
シェイクスピアの「夏の夜の夢」の、
花からとった媚薬を塗ると、
目を覚まして最初に見たものに恋してしまう、
という設定を使用した、
リンゴを食べると、
目を覚まして最初に見たものに恋してしまう、
という設定が巻き起こす
いくつかの恋の顛末。

桃太郎や浦島太郎や金太郎やかぐや姫や乙姫は出てこない。
西洋限定のおとぎ話。
ああ、日本限定はauのコマーシャルか。




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