クリエート浜松でoiai美術展を観た

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8月13日も行ったのだが
18日も行った。
oiai展とは緑屋美術研究所のOBによる展覧会。
8月13日~18日の会期で行われた。

緑屋美術研究所とは
将来美術系の学校に進みたい人たちの
ために教える塾のようなもの。

つまり卒業した人たちは
美術系の大学や専門学校に進んだり、
そこも卒業して、美術の専門家になったりもしている。
その人たちが参加できるのが
会期である8月のお盆休みの時期なのだろう。

今まで数度であるが
足を運んだ中で、
いつもプログラムに気になる事項があった。

「アングラ演劇」というプログラムがあり、
最終日の閉展の前に行われる。
演劇と名の付くもの
一度は観てみたいと思ったが
なかなか都合がつかなかった。
で、今回都合がつき、行った。

その前には出展者が展示作品の紹介をする
ワークショップ、レクチャーも行われる。
6日間と言う会期、
出展者たちが常に会場にいることが出来るわけではない。
最終日、出店者たちが一堂に集まれる機会を設け、
当然のようにすべてのプログラムが終了したら、
総出で片付けに入るのだろう。

アングラ演劇 
「チラシ」
8月18日(日)16:00~17:00
会場にはチラシを貼りつけて作成した物たちが置かれている。
チラシを丸めただけの物も数多く転がっている。
それは、美術展の会期中もその場所に置かれていた。
まるで作品のように。

朗読者が
台本を手にし、
朗読をし始める。
「チラシ」というタイトルの詩である。

出演者たちは
置かれているチラシによる作成物を手にする。
それらは衣装のようにもなり、
道具のようにもなる。
出演者同士、対話し、対立もする。

数多くの丸めた物は、
意外と単純で使い出は、
そうない。
チラシの束を着た怪物に向かって
投げる。ぶつける。
それのみだ。
なかなか暴力的である。

出演者の中の若い女性たちが
妙に淡々と行っていたのは
意図していたことなのかどうかわからないが、
役割は演劇で言う所の役者である。

詩の朗読者も淡々と読んでいた。
国語の時間の朗読なら褒められるかもしれないが、
せっかく書かれた言葉を伝える意識をどれだけ持っていたか。
リズムを生み出すという点では役割を果たしていたが。

終わります、と言った後、
少し時間がありますので、
希望者は演技してみてくださいと言われた。

何人かが手を挙げ、
チラシでつくられた創作物たちを
身にまとったり、手にしたりして、
演技をしていた。

観ているまわりの者たちは
遠慮なく(ぶつけても安全)、
落ちているチラシを丸めた物を
演じている者たちに向かい投げ、ぶつけた。
そうして演技空間は広がった。

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