小学5年生の文集より

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上ぐつ

今、上ぐつのそこは、ごみだらけ。
あらってもとれない。
しかし、ぼくは上ぐつは大好きだ。
今まで、おせわになってきた上ぐつ。

五年の二学期からつかっている上ぐつ。
中はあせだらけだ。
こうして目をつぶってみると、
夏、あせをかいて、
教室へもどってきたことが、頭に浮かぶ。
上ぐつもあつかったんだなあ。

三学期になり、ぼくも体重がふえた。
二月の体重は32kg。
いつもはへい気でも、
よく考えてみると、上ぐつも重いんだなあ。
いつも、ぼくの下じきで、
ごめんよ、上ぐつ


小学5年生の文集より

















上ぐつのことなんか今まで考えたことあったかなあ。
これは学年の最後に文集のために詩を書くという目の前の課題があったからこそだ。
学生服だとか。机だとか。教室だとか。先生だとか。友だちだとか。
普段はそんなこと特別考えないもんな。
小学5年の僕もたぶん上ぐつのことなんか考えたことなかった。
感謝も、してなかったと思う。
1年をふりかえろうと機会を与えられた時、何について書こうか教室でいすに座って考えていて、足元を見て、これにしようと思い付いたものがたまたま上ぐつだったのだ。
結果、僕の1年間お世話になった何らかへの感謝の代表として上ぐつについて書いただけなのだ。
5年の2学期から使ってるって、半年か・・・そんなに使ってないじゃん。


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この記事へのコメント
とっても字が上手だね~
上靴が大好きって、素直で可愛く、ほほえましい・・・
(突然の思いつきであっても)
Posted by ぱせり at 2010年01月31日 18:56
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