鴨江アートセンターで「新年あけましてさんにんしばい」を観た その3

カテゴリー │演劇

3本目が、オトナ青春団「北壁の彼方に・・・」。
1、2本目はこのイベントのために結成されたユニットだが、
オトナ青春団は、活動中の現役グループである。

路上演劇祭にも2回ほど参加したりしている。
他の劇団との合同企画で上演したりしている。
はままつ演劇・人形劇フェスティバルのオープニングイベントのブース展示に参加したりしている。

そして、地域の集まりの場などで
子供たちやオトナたちを対象に
お芝居や紙芝居やお話会をしたりしている。
こちらはある程度定期的に活動しているようだ。

出演者のひとりが10年前、観客として観たという作品を上演。
ところはおでん屋。
大将がひとりで切り盛りしている。
お客さんにはリポーターの仕事をしている女性。
女性にはとある仕事の話が舞い込んでいるようである。

その話が、女性の過去と切り結ばれている。
まさに「北壁の彼方に」なのである。
そのような過去や思いは、
種類や内容こそ違えど
共通する。

もうひとり、3人目の登場人物で、
おでん屋の常連客でもある
就職活動に悩む大学生の思いとも
どこか共通する。

それらを表すひとつの表現が、
オトナ青春団の特長である、
「歌」である。
オリジナルの歌詞とオリジナル(たぶん)の曲による歌が
アカペラで挿入される。

今までセリフをしゃべっていた役者が
突然歌いだすのである。
これはまったくジャンル分けすると、
ミュージカルである。
ふいをつかれ、つい引き込まれる。
そして短めで終わる。

だから僕はいつも
オトナ青春団を「ミュージカル」を観る気分で観ている。
そういえば、少し踊ってもいるな。
別に、派手なオーケストラの伴奏はないけれど。

鴨江アートセンターで「新年あけましてさんにんしばい」を観た その3


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