サポートレッツ「検証!『支援』と『表現未満、』そこからみえること」へ行った

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25日(日) 木下惠介記念館で「山崎幹夫映像個展」を観た後、
ザザシティの向かい側にある金原ビルディングの2階・3階で行われていた
認定法人NPO法人サポートレッツ『「表現未満、」実験室』へ行った。

1月16日から開催されていて、この日が最終日。
1か月以上の会期で行われていた。

とはいえ、
僕は最後の実験結果、
「検証!『支援』と『表現未満、』そこからみえること」
に足を運んだのみ。
18時を少し過ぎた時間に始まり、
予定の20時を大きく超えて終了した。

ゲストは
アサダワタルさん(アーティスト・社会活動家)、
天田城介さん(社会学者)、
椹木野衣さん(美術批評家)、
久保田翠さん(認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表)
の4名。
アサダワタルさんが口火を切り、
他の方々が応対するという形式で、表題について等語られた。
終盤、ゲスト以外の人たちからも感想が語られた。

障害福祉サービス事業所アルス・ノヴァのメンバーがこの実験室の主役である。
支援される側といえば、そうとも言えるかもしれない。
ただし、それを越え、時に、
支援する側と称する専門家、アーティスト、その他の人たちが主役のように見える。

これは矛盾しているようにも見えるが、
そうではないと思う。

美術批評家が、
他人の作品を評する批評という行為に対し、
批評が成り立つためには、
自己批判が必要であるし、
自分を奮い立たせるために行う、
もっと言うと、
自分を支援するためにやっている、
というようなことを言っていた。

つまり、例えば福祉というフィールドでも
支援する側も
とどのつまりは
自らを支援するために行っているのだ、
と言い換えることができる。

そうなのだ。
まったく立場は同じ、
なのだ。

だから、支援する側は
そんなに遠慮してはいけないと思う。
大変なのは支援される立場の人なのだから、
出すぎてはいけないのかしら、とか。
自分が楽しんでいるだけ、
自己満足でやっているんじゃないかしらとか。

そんなこともそう感じる必要はないんじゃないか、
そう思う。
孤高の存在になりたくない、という言葉が出ていたが、
もっと飛び出ていいと思う。
孤高を恐れず、
新たな価値観を生み出すくらいになればいいと思う。

まあ、傍から見れば全く孤高ではなく
賛同者がいるように見えるし、
おのずと追随者も出てくるだろう。

ただ、その方法が苦手な人もいるし、
そう好きじゃない人もいるだろう。
方法というもの強制はできない。

しかし、このことは
この行為がどこかアート的な色合いを持ち、
何より表現行為そのものなんじゃないか。
そしてその中心にはやはりアルス・ノヴァのメンバーたちがいる。
支援しているとされている側も支援されているとされている側も
一体となって。

そんな風に思う。

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