樂土舎へ「樂土の森現代美術展2023」へ行った

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11月12日(日)

この日は朝は側溝のどぶさらい、夜は自主防のAED講習と居住する地域の用事があった。

その間に、袋井市豊沢へ「樂土の森現代美術展2023」へ行く。

会場の樂土舎が行っている樂土の森プロジェクトは、1996年春、ブルーベリーを植栽した時から始まる。

森が自然からの養分やさまざまな生態系から成り立っているように、
空間そのものがスクラップ&ビルド、リメイクを繰り返し、変容する生命体として機能している。
そして、新たなアートシーンの創出を目指している。
(25年を振り返った「ドキュメント樂土舎-1996-2021」より)

僕は数度ダンスや音楽のライブに訪れたが、開演に合わせやって来て、暗くなった夜に終われば帰り、
展示物をじっくり見ることはなかった。

この日は良い機会と、常設作品のほか、
三名の美術家による本展、特別企画の映像作品と、14時半すぎに訪れ18時くらいまで滞在した。

美術家の白井嘉尚さん、増田洋美さん、河瀬和世さんはそれぞれの手法でインスタレーションを試みる。
インスタレーションとは、展示空間を含め全体を作品とし、観客がその場にいて体験できるのが特徴。
チラシによると、「素材やスペース、時間、天候など、さまざまな条件により「移ろい」が反映され~」とある。

考えてみれば、それらはいわゆる美術館では体験できにくいもの。
美術館の多くは、屋根と壁に守られ、違う展覧会が次々と開催されていく。
時間を費やし変わる場所の中で、訪れた美術家は作品で対峙する。

中平泰之さんの映像インスタレーションも同じように素材やスペース、時間、天候などの「移ろい」が反映する。
俳優も素材の大きな要素である。
中平さんはこの森に通い滞在し、撮影をするという。

それが表れている最新作映画「Ghost Limb」が移ろいゆく「風乃家」で上映された。
代表のマツダ・イチロウさんのあいさつ、監督、出演者が登壇したアフタートークを終え、暗くなった森を後にする。


樂土舎へ「樂土の森現代美術展2023」へ行った


作品とはうたっていないが、移ろいゆくものが点在する。

樂土舎へ「樂土の森現代美術展2023」へ行った

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