シネマe~raで「パレード」を観た

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23日、16時5分~。
キャッチコピーは
『現代に潜む闇を切り取った衝撃の問題作』
原作は吉田修一の小説。
監督・脚本は行定勲。
キャストに藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介ほか。
彼ら5人が同じマンションで同居する。
名が知れ、顔立ちが整った俳優たち。
それぞれのキャラクターに添ってはいるが気のきいたファッション。
そして、行定勲監督の素直でにごりのない映像。
彼らの心情にあまり共感できないなあと思いながら終盤に。
それでも地道に若者である彼らの不安や焦燥感、日常の現実的でなおかつ彼らにとって大きな悩みが積みあがってきて、幕を迎えるであろうと予想していた時、突然衝撃的なエピソードに今ままでの流れは一変する。
どこか穏やかだった客席にも冷たいモノが漂う。
突然だった感じは否めない。
でもスクリーンにぐっと身を乗り出した。
ジョギングに出た藤原竜也が雨の中、林遣都とマンションに戻ってきてなごんでいた香里奈、貫地谷、小出が迎えるが、そこでの5人のまったく他人を見る目がリアルだった。
映画全体は少々、彼らの関係を説明しすぎのように思えた。
うわべだけの関係だとか、甘え合っているだけだとか、俺を頼りにしすぎるだとか、かえってほっとしただとか、気持ちを言葉にしすぎなのが、彼らの気持ちに入り込む邪魔をしたかもしれない。
関係性は行動ありきの方が伝わる気がした。
説明できないからこそ、男女5人が一緒に住む。
うざいとかそういうものではない。
そうせざるを得ないのだ。

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