シネマe~raで「プレイヤーズ!!」を観た

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2日(金)20時~
浜松市出身の映画監督、鈴木研一郎氏が浜松市制100年「100夢プロジェクト」にて制作した劇場映画。
浜松の地で(一部東京のシーンも有り)浜松の人たちと作った。
ミュージカル総合エンターテイメントと銘打っている。
「プレイヤーズ!!」というタイトルが映画すべてを表している。
浜松で生き、活動している人たちを見つめ、応援し、映画に生かしている。
(!!までついている。)
それを旺盛なロケハンが支えている。
浜松の街中だけでも表から、裏から、上から、下から撮っている。
街をまあまあ知る僕はぜいたくにも楽しむ。
追っかけるシーンで、続いてる場面なのにロケ地が飛ぶことを。
知る者は「そんな距離走れねえよ」とツッコミを入れたくなる。
リアルが重要なのではない。
ドラマチックが重要なのだ。
その疾走感は、盛り込む設定の多さが少し足かせになった気もした。
でも「100夢プロジェクト」なので仕方のないことかもしれない。
オーディションに集まった人たちの思いに応えなければいけない。
というより、そんな気になる。
それぞれを生かしたいと思う。
ヒーローになりたい男、東京で女優になりたい女、愛がほしい少女と話の軸が複数あり、それらが重なりあって
1本の作品となるオムニバス的構造。
ひとつのエピソードを掘り下げるより、この構造を選択するのがベストと思ったはずだ。
バラエティ(多様性)を優先すべきなのだ。
おかげでたくさんの人が登場する。
浜松で活動する音楽家が見せ場を作る。
ダンサーが踊る。
「鈴木さんのうた」(タイトルは?)はその真骨頂だ。
篠原には鈴木さんが多い~♪
自動車会社も市長も鈴木さん~♪(ともに歌詞不明確)
浜松まつりの練りの進軍ラッパのジャズバージョンも面白い。
冒頭の「のぞみが通らない」(タイトルは?)も浜松をよく表していると思った。
けっこう表から裏から描こうとしているのだ。

※少女の通学路にセイダカアワダチソウが咲き、それを象徴的に写し込んでいたのが印象的だった。
※最後の1ページがない絵本の絵がうまい。アニメも面白い。
※「舌べろ」って遠州の方言だったのか。舌とべろって意味いっしょだもんな。はじめて知った気がする。
 「血が死ぬ」もそうとう昔言ってた気がする。これも方言らしい。へえ~。
※知ってる顔がたくさん出ていた。お疲れさま。

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